ブレーブス・フリーマンの右肘は軽症 来週にも実戦復帰へ

昨年10月に右肘の手術を受けたフレディ・フリーマン(ブレーブス)は、日本時間2月26日のオープン戦に出場する予定となっていたものの、右肘の炎症により出場をキャンセルした。地区3連覇と1995年以来のワールドシリーズ制覇を目指すうえで必要不可欠な戦力であるだけに、右肘のコンディションが心配されたが、練習量が増えたことに起因するものであり、過度な心配は必要ないようだ。順調にいけば来週にも実戦復帰できる見込みとなっている。

フリーマンはすでにオープン戦2試合に出場しているが、試合に出場してアドレナリンが増し、スイングやスローイングなどで右肘への負荷が増加した結果、炎症が発生したと見られている。アレックス・アンソポロス野球部門社長は「2月中は試合に出ないだろう。まだ焦る時期ではないからね」とコメント。「もし彼に試合に出場するかを尋ねたら、すぐにでもプレイできると言うと思うよ」と軽症であることを強調し、大事を取って休ませていることを明らかにした。

フリーマンの右肘の炎症について、アンソポロスは「想定の範囲内だよ。(手術を担当した)デービッド・アルチェック医師も心配していない。練習をしていれば、炎症が発生することもあるからね。もう少し休ませれば大丈夫だと思っているよ」と語っている。レギュラーシーズン開幕は1ヶ月後であり、フリーマンにはまだ十分な時間が残されている。アンソポロスの言うとおり、調整を焦る必要は全くない。

昨季のフリーマンは158試合に出場して打率.295、38本塁打、121打点、OPS.938の好成績をマーク。シーズン終盤に右肘の不調に悩まされて失速するまではMVP級の活躍を続けていた。カージナルスとの地区シリーズでも右肘の不調により実力を発揮できなかっただけに、まずは右肘を万全にすることが最優先。コンディションが万全となったフリーマンは、今季もブレーブス打線の中心として素晴らしい活躍を見せてくれるはずだ。

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