グローバルなデジタル専門企業、Microlandが欧州本部をウエストミッドランドに開設

グローバルなデジタル専門企業、Microlandが欧州本部をウエストミッドランドに開設

AsiaNet 83043(0308)

【バーミンガム(英国)2020年2月26日PR Newswire=共同通信JBN】インドの大手デジタルITトランスフォーメーション企業であるMicrolandは26日、欧州の顧客にサービスを提供するため、同社の最新鋭のデジタルハブを英国バーミンガムに開設した。

ボーンビルを拠点とするこの施設は同社のEuropean Shared Services Headquarters(欧州シェアードサービス本部)となり、本格運営時には最大200のMicrolandersを受け入れる見通しである。

それは、ウエストミッドランド州を中心とする同社の野心的なグローバル成長戦略の一環として、Microlandの英国と欧州の配送機能の統合を実現する。

この施設の主要な目的は、「Making Digital Happen」(デジタル実現)を可能にするサービスでMicrolandの世界顧客ベースを支援することである。このハブを通じて提供される一連のサービスにはクラウド・データセンターの変革、ソフトウエア定義ネットワーク(SDN)、サイバーセキュリティー、デジタルワークプレイス、インダストリアルIoT が含まれる。

これはウエストミッドランド州のMicrolandの2番目のデジタルハブで、最初のデジタルハブは2018年1月に開設されている。新施設はロングブリッジにあるMicrolandの既存のベースと共に業務を行い、このベースは今後Customer Experience Centre(顧客体験センター)へと移行し、Microlandの顧客に差別化されたグローバル配送モデルを提供する。

Microlandの創業者、会長兼マネジングディレクターであるプラディープ・カー氏は「当社のウエストミッドランドのデジタルハブがMicrolandの世界中のネットワークに加わることはエキサイティングであり、われわれの欧州事業にとって重要なマイルストーンである。このセンターは、とりわけ英国の顧客を重点に、当社の世界顧客ベースに革新的で現代的な企業ソリューションを提供する。Microland拡張で複数の場所を検討した際、ウエストミッドランドはわれわれにとって当然の選択だった。この地域は、主要企業の活気あるエコシステム、技術的に優れたデジタル人材へのアクセス、世界クラスのインフラを備え、テクノロジーの中心地になっている。これは、当社の世界の顧客の増大し続ける需要に応えるためにわれわれにとって不可欠だ」と述べた。

Microlandはこの地域のより広範な専門サービススキル基盤の活用を目指しているため、同社の投資はテクノロジーおよび事業運営の両分野で雇用機会を創出する。

この施設は、この地域がWest Midlands Growth Company(注)が運営するプログラムである特化型のWest Midlands India Partnershipを設立しようとする中、開設された。このプログラムは、この地域がインド市場からの投資と訪問者の誘致に成功した実績を活用する狙いがある。

West Midlands Growth Companyのチーフエグゼクティブであるニール・ラミ氏は「AI、サイバーセキュリティー、フィンテック、ゲームなど多数の専門分野全般にわたる急成長は、ウエストミッドランドを首都以外で英国最大のテック・デジタル部門に位置付けた。この地域の革新的な人材プールは、投資家からクラス最高であると継続的に認められているものの、ロンドンなどの場所と比較して手頃なままであり一層魅力的だ。Microlandの投資はこの地域の成長するデジタル経済に対する大きな支持である。それはまた、当社がインド市場での活動を強化している理由をまさしく例証する。インドはこの地域で第2位の海外直接投資(FDI)雇用創出者であり、Microlandなどの主要なサクセスストーリーとの関係を構築することは当地域の経済的成功へのカギになる」と語った。

ウエストミッドランドは、ロンドンとサウスイーストを除く英国で海外直接投資(FDI)を誘致している主要な地域であり、テック、デジタル企業が新規プロジェクトの主要な源となっている。この地域に投資している英国を本拠とする主要な機関には、最近バーミンガムに新たなTechnology Innovation Unitを開設したThe Economist Groupが含まれ、これは同社のロンドン以外で最初の英国内の所在地である。運輸サービス会社のGenesee & Wyomingもグローバル展開する企業の一例であり、高価値のシェアードサービス機能をこの地域に設立した。Freightliner(コンテナ貨物列車)を運行する同社は、この地域に3000万ポンドの初期投資を行い100人分の新規雇用を創出した。

バーミンガム市議会リーダーのイアン・ウォード議員は「Microlandは、世界の他の場所でなくバーミンガムを設立地に選んだ一連の主要なグローバル企業のうち最新の企業である。当市はテックビジネスに最適な環境を創出するために多額の投資を行っており、5Gテストベッドはこの地域がイノベーションを促すための装備を整えつつあることを示す一例に過ぎない。われわれは、最先端のデジタルソリューションを世界の顧客ベースに提供するためのMicrolandの成長の旅において同社を支援することを楽しみにしている」と付言した。

新たなデジタルハブは「Official Sensitive」、CES+、ISO27000など厳格なセキュリティー基準を順守する。さらにこの施設は、顧客の要望に応じて、英国内務省のクリアランス(秘密取扱者の適格性の確認)を含む最高水準の従業員クリアランスを持つ従業員を備える。

▽Microlandについて
Microlandのデジタル配信と「Making Digital Happen」(デジタル実現)は、技術の余地を広げ、侵入を抑制する。同社は企業が次世代のデジタルインフラを導入するのを容易にする。同社はクラウド・データセンター、ネットワーク、デジタルワークプレイス、サイバーセキュリティー、インダストリアルIoTに関する同社の専門技術・知識を活用してこれを実現している。卓越した技術の導入が予測可能かつ信頼性と安定性が高いことを確かなものとする。

1989年に創設され、インドのベンガルールに本社を置くMicrolandは、アジア、オーストラリア、欧州、中東、北米にオフィスと配送センターを構え、4500人以上のデジタル専門家を擁している。

(注)West Midlands Growth Company

West Midlands Growth Companyはウエストミッドランド地域が国内外で名声を高めることを助ける。その主たる目的は投資、雇用、ビジター、企業をウエストミッドランドに誘致することである。

West Midlands Growth CompanyはWest Midlands Combined Authority(WMCA)のStrategic Economic Plan(戦略経済計画)(https://www.wmca.org.uk/what-we-do/strategy)の実現を支援する上で重要な役割を果たしている。同社はグレーターバーミンガムおよびソリフル、コベントリーおよびワーウィックシャー、ブラックカントリーから成るWMCAの地理に重点を置いている。

詳細は以下を参照:https://wmgrowth.com/

Logo: https://mma.prnewswire.com/media/965328/Microland.jpg

ソース:Microland