白鵬密着ドキュメント第9弾。日本国籍取得の舞台裏・心境が明らかに!

TBS系では2月29日に、白鵬密着ドキュメント「新たな誕生日」(午後3:00、一部地域を除く。BS‐TBS=3月1日午後3:00)を放送する。

同番組は、2012年に始まり、年1回放送されている、大相撲の横綱・白鵬関に密着したドキュメンタリーの第9弾。今回は、昨年9月3日に白鵬関が日本国籍を取得した舞台裏に完全密着。将来親方になって弟子の指導をしたいと初めて決意してから、実際に日本国籍を取得するまで、白鵬関の心は日本とモンゴルという二つの国の間で揺れ続けた。その心の動きを、担当ディレクターが長年取材する中で撮りだめたインタビュー映像で解き明かしていく。

日本国籍取得に至る過程では、家族との絆やモンゴル人としての誇りなど、多くのものを手離さなければならなかったという、知られざるエピソードも明かされる。また、現在大相撲では、白鵬関が自らスカウトし入門させた炎鵬関が人気実力ともに急上昇中だ。その炎鵬関を鍛え上げた地獄の「白鵬トレーニング」の全貌も初公開。白鵬関自身も取り組んでいる、その猛特訓の様子は必見。さらに、白鵬関を力士人生最大のけがから復活させた最先端の治療の様子や、相撲への愛があふれる「白鵬杯」、宿命のライバル・稀勢の里関との交流など、波瀾万丈だったこの1年の白鵬関の姿を映し出していく。

これまでのシリーズと同じく、番組の鍵となる部分のナレーションは白鵬関本人が担当。ナレーション収録時に完成間近の番組の映像を初めて見た白鵬関は、「今年もいろいろなことがあったなと。まあ日本人になったという、ようやくそこにたどり着いたなという感じです」としみじみ。印象に残った映像を尋ねると、日本国籍取得を子どもたちに初めて報告した場面を挙げ、「なかなか普段はテレビでは映らないような場面ですが、子どもたちがあんなにしっかりと私のことを考えてくれていたんだな、と思って。帰って褒めてあげたいと思いました」と笑顔を見せた。

ナレーションの収録は、原稿の量は例年と変わらないものの、過去最短の収録時間、約30分でNGもなく終了。その上達ぶりに制作スタッフも驚いていたが、白鵬関は「間(ま)が難しいですね。テレビを見るのが好きなので、やっぱりプロの人たちはすごいなと思いました」と謙遜していた。番組では、「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役などの声も務める声優・池田秀一も、白鵬関と共にナレーションを担当する。

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