福山市 主催イベントを中止・延期 新型肺炎警戒 クルーズ船ツアーも

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新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、市主催イベントの中止などを決定した特別警戒本部会議

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に備え、福山市は27日、特別警戒本部会議を開き、市主催のイベントを中止・延期することや市立小中高の卒業式で規模縮小、開催方式の変更を行うといった対応を決めた。今秋に鞆の浦を外国クルーズ船が訪れ、外国人客が市内観光をする予定だったツアーが中止となったことも明かした。

 会議では、本部長の杉野昌平副市長ら幹部16人が出席。市主催イベントは国・県などの基準に照らしてそれぞれ判断し、老人大学修了式や市民茶会、コンサートなど33イベントを中止・延期することを決めた。

 市教委からは、市立小中高の卒業式での方針が示された。感染拡大防止のため、風邪の症状がある児童・教職員らの不参加、高齢者や基礎疾患のある人の参加自粛を要請するほか、開催方式に関しては、在校生の不参加もしくは送辞を述べる代表者のみの参加に限定▽来賓者の招待取りやめ▽卒業証書は代表者のみに授与するなどして時間短縮を図る―などとした。卒業式は3月1~24日に123校・幼稚園で行われる予定。

 市内3大学では3月中下旬に卒業式が予定されており、式の縮小も踏まえて検討中という。

 市議選(同29日告示、4月5日投開票)に向けては総務省が2月26日に出した指針に従い、選挙作業に従事する職員らのマスク着用や手洗いの徹底を確認した。

 ツアーは、市によると、米国船籍の豪華クルーズ船が10月24日に福山を訪れ、乗客約200人が鞆町内を散策する予定だったが、日本側の旅行代理店が17日、市に新型コロナウイルスの感染拡大を理由に中止を通知してきたという。市は2016年度から誘致活動を始めていた。町内散策では地元中学生による英語でのガイド、茶道のもてなしなどの交流も予定されていた。