大器!J1開幕戦でいきなりデビューした10名の新人

いよいよ開幕した2020シーズンのJリーグ。開幕戦から熱戦が繰り広げられ、例年に比べ若手選手のフレッシュな活躍が目立っていた。

そんな中、J1の第1節に出場した今年期待の新卒ルーキーたち(全10人)をマトメてみたぞ。

対象としたのは、今春に高校・大学を卒業する年齢の新加入選手(2001年4月生まれ以降、1997年4月生まれ以降)だ。なお、2019シーズンまでに特別指定・2種でプレーしていた選手も含んでいる。

三苫 薫(川崎フロンターレ)

1997年5月20日生まれ
筑波大
後半20分から途中出場

短い時間ではあったが、縦への突破力はJの舞台でも異彩を放っていた。天下一品のドリブルにくわえ、持久力とパスセンスも兼備。長い時間見てみたいと思わせる、今後ブレーク必至の逸材だ。

旗手 礼央(川崎フロンターレ)

1997年11月21日生まれ
順天堂大
後半20分から途中出場

三苫とともに途中出場を果たし、積極的な姿勢を見せサイド攻撃を活性化。昨年から特別指定選手として出場しており、その局面打開力は折り紙付き。レギュラー奪取に期待したい。

森下 龍矢(サガン鳥栖)

1997年4月11日生まれ
明治大
先発フル出場

大学三冠を達成した明治大から加入した闘志あふれるファイター。170cmと小柄だが対人能力が高く両サイドをこななせる。開幕戦では、右サイドバックで先発し、J屈指のドリブラー長谷川を見事に抑えこんだ。

松岡 大起(サガン鳥栖)

2001年6月1日生まれ
サガン鳥栖U18
先発フル出場

昨シーズンから準レギュラーとして起用されていた鳥栖の至宝。無尽蔵のスタミナと球際の強さを武器に、今年は中心選手としてチームを牽引する活躍が求められる。

本田 風智(サガン鳥栖)

2001年5月20日生まれ
サガン鳥栖U18
先発フル出場(後半35分out)

下部組織出身の期待のアタッカーが、開幕スタメンを勝ち取り原川・松岡と共に中盤を形成。ポジション取りと機敏なターンに光るものを見せた。正確な技術と走力を併せ持つその攻撃センスで、チームに新風を吹かせたい。

中村 帆高(FC東京)

1997年8月12日生まれ
明治大
先発フル出場

武藤嘉紀以来6年ぶりとなる大卒ルーキーでの開幕スタメンに抜擢。右サイドバックとして出場し力強いプレーを見せ、一対一での強さを存分に発揮した。今後、明治大の先輩室屋成とのポジション争いは熾烈を極めるだろう。

紺野 和也(FC東京)

1997年7月11日生まれ
法政大
後半36分から出場

大学時代の法政のメッシの異名は伊達ではなく、開幕戦でもこんなに簡単に抜けるものなのか?と唸らせる、異次元のドリブルを披露。今後リーグの主役に躍り出る可能性も十分。この男の名前を覚えて損はないだろう。

荒木 遼太郎(鹿島アントラーズ)

2002年1月29日
東福岡高
後半15分から出場

今年の開幕戦で最年少となる18歳一ヶ月でJデビュー。止めて蹴る技術はパーフェクトで、特別な才能の持ち主であることは一目瞭然。開幕戦でも、随所に卓越したテクニックを発揮していた。その前途はきわめて有望だ。

瀬古 樹(横浜FC)

1997年12月22日
明治大
先発フル出場

明治大の同期である森下龍矢、中村帆高と並び開幕スタメンをゲット。ボランチとして出場し、ベテラン選手のような冷静沈着なプレーを披露。先制点までもぎ取って見せ、自らのゴールでデビュー戦に花を添えた。昇格チームのラッキーマンになれるか。

松尾 佑介(横浜FC)

1997年7月23日
仙台大
先発フル出場

すでに特別指定された昨シーズン後半から中心選手として活躍している横浜FCのスピードスター。開幕戦でもスプリント能力の高さを見せつけた。レジェンド・カズも賛える強気の姿勢で仕掛け続け、昇格チームの切れ込み隊長となりたい。

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