レイズ・筒香が2安打2打点の活躍 オープン戦打率.571

日本時間2月28日、レイズの筒香嘉智はタイガースとのオープン戦に「3番・指名打者」で先発出場し、初回に先制タイムリー、5回裏にタイムリー二塁打を放つなど、3打数2安打2打点の活躍を見せた。この日がオープン戦4試合目の出場となった筒香は、通算成績が7打数4安打となり、打率.571、出塁率.667、長打率1.143、OPS1.810と好成績を維持。試合は筒香の活躍もあり、レイズが6対3で勝利している。

オープン戦4試合目して初めて3番に座った筒香は、1回裏一死2塁のチャンスで迎えた第1打席で、タイガース先発のジョーダン・ジマーマンから一塁C.J.クロンを強襲するライトへのタイムリーを放ち、チームに先制点をもたらした。3回裏の先頭打者として迎えた第2打席は、ジマーマンの前に空振り三振に倒れたものの、5回裏二死1塁で迎えた第3打席は、タイガース4番手の左腕タイラー・アレクサンダーからレフトへのタイムリー二塁打。ここで代走を送られ、試合から退いた。

試合は、筒香のタイムリー、ホゼ・マルティネスの犠牲フライ、ウィリー・アダメスの1号2ランでレイズがジマーマンから4点を奪って主導権を握り、5回裏の筒香のタイムリー二塁打で5点をリード。6番手のショーン・ギルマーティンが3点を失ったものの、8回裏にはクリス・ハーマンにもタイムリーが出て、レイズが6対3で勝利を収めた。

筒香は、先日の初本塁打に続いてまたしても左腕から長打を放ち、左腕を苦にしない左打者であることを強烈にアピール。低コストで攻撃力の最大化を目指すレイズは、右打者と左打者のプラトーン起用を積極的に使っていくことで知られるが、筒香がこのまま順調に左腕を攻略していけば、相手投手の左右に関係なく起用される「不動のレギュラー」となる可能性も十分にある。三塁、レフト、指名打者と複数の役割をこなしつつ、左腕をしっかり攻略していけば、筒香にはレギュラーシーズンで多くの出場機会が与えられることになるだろう。

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