言い方が酷い…「応援するのが恥ずかしいクラブ」TOP9

現在のサッカー界はこれまで以上にカオスとなっており、それぞれのクラブが各々の手法で経営を進めている。

その分クラブごとの個性やブランドもハッキリしているが、今回『Planet Football』は「最もサポートするのが恥ずかしいクラブTOP9」というかなり挑戦的な記事を掲載した。

そこにどんな理由があるのか…見てみよう。かなりこっぴどい言葉が並んでいるので注意して読んで欲しい。

9位:ベンフィカ

ベンフィカはとてもクールなクラブに見える。彼らはリスボンという美しい大都市に本拠地を置き、素晴らしいスタジアムがあり、エウゼビオやアイマール、シモン・サブローサ、アンヘル・ディ・マリアなどがプレーしていた。

しかし、彼らの評判はこの数年海底まで沈んでいった。

2017年に『Football Leaks』はベンフィカから流出したメールを公開した。その内容は非常に恥ずかしいもので、審判員への買収やスキャンダラスな活動について書かれていた。売春婦やホテルの請求書まで入っていた。

ベンフィカはそれらすべてを否定したが、まだこれが完全な捏造であったということはわかっていない。

7~8位:マンチェスター・ユナイテッド&アーセナル

近年のマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが犯してきた悲劇的な失敗は、形こそ違え似ている。

20年前、この2チームはイングランドで最も恐れられていたチームだった。

ところが今は、エド・ウッドワード(マンチェスター・ユナイテッドCEO)やトループズ(注:AFTVによく出演するサポーターのことだろうか…)、フィル・ジョーンズやシュコドラン・ムスタフィだ。6フィート(182cm)のフワフワな悪魔と6フィートのフワフワな恐竜が、どちらがより馬鹿げて見えるか争っている。結論は…引き分けだ。

彼らはおそらくいつか復活してくるだろうが、今はどちらのクラブのファンにとってもそれがほとんど慰めにならない。

6位:ユヴェントス

ユヴェントスには名声がある。35回のスクデット、そしてデル・ピエロがボックスの端からトップコーナーに叩き込んだ思い出があるからだろう。42歳のブッフォンが未だに活躍しているのも素晴らしいことだ。

しかしいくつか他のものもある。2006年には買収の事実が発覚したことでセリエAのタイトルを剥奪された。

最近は116年維持されてきたストライプのユニフォームを放棄し、半分が黒、半分が白のデザインを導入する決定を下した。「アメリカンスポーツの審判を想起させ、潜在的なファンを遠ざける」という理由は愉快でありひどい(注・クラブはその理由を否定している)。

また、クリスティアーノ・ロナウドに対しては重大な申し立て(注:アメリカでの性的暴行事件のことだろうか…)があった。ユヴェントスは「オールド・レディ」ほどクールではない。

5位:PSG

パリ・サンジェルマンはグローバルなブランドになるため本当に一生懸命努力をしている。

彼らは世界で最高の選手、最も高額な選手を購入したが、そのうちの一人は本気でPSGのためにプレーしたいと思っていない(注:ネイマールのことだろうか…)。そしてマイケル・ジョーダン&Nikeとコラボレーションをし、サッカー以外のファンをターゲットにしている。

しかし実際には、PSGはエア・ジョーダンよりもスケッチャーズ(注:アメリカ3番目の靴ブランド)である。

それはカタールに所有されていることに起因しており、クラブは怪しい外国の政権を陽気に宣伝しながらリーグアンの相手を打ち負かしてきた。

チームも同じように恥ずかしいことがある。チャンピオンズリーグではバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドに敗れ、メガリッチクラブには恐れられていない。誰もが彼らを気の毒に思っている。

4位:マンチェスター・シティ

2012年から2016年の間、マンチェスター・シティはジャック・ロドウェルやアルバロ・ネグレド、エリャキン・マンガラ、ウィルフリード・ボニー、そしてパトリック・ロバーツなど『スター』を大枚叩いて買ってきた。

なのに、それが十分な罰になっていなかったようだ。しかし真面目な話、ヨーロッパカップ戦からの追放に加え、リーグタイトルが剥奪される恐れもあるというのは、未だにあのようなヘアスタイルをやっているギャラガー一家よりバツが悪い。

とはいえ、マンチェスター・シティはこれまで全くクールなことをしていなかったわけではない。

シティの服を着たカルロス・テベスの看板に「ようこそマンチェスターへ」と書いたセンスは明らかに凄い冗談であったし、ハシエンダ(注:マンチェスターのナイトクラブ)をテーマにしたアウェイユニフォームは、ユナイテッドの乾癬をテーマにしたもの(注:アウェイの『サバンナカラー』のやつだろうか…)より遥かに優れている。

3位:イスタンブールBB

貴方が若いころ、トルコのチームを相手にする時に起こる悪いものは、花火を放ってくるサポーターだった。

そして今、イスタンブール・バシャクシェヒルというクラブが生まれた。エルドアン政権と深い関係があり、悪役になる資格を与えられている。その会長はエルドアン大統領の姪と結婚している。

それだけでなく、クラブは性的暴行の罪で9年の禁固刑を言い渡されているロビーニョにも給与を支払い続けている。

悲しいことに、イスタンブールBBはアルダ・トゥランのローン契約を解除した。彼は人気タレントの妻にアプローチした上、暴行で鼻を骨折させ、病院に押しかけて銃を渡し「オレを撃て」と迫ったという男だった。彼はこのクラブに似合っている。

1~2位:RBライプツィヒ&レッドブル・ザルツブルク

ラーゼンボールシュポルト(注:レッドブルが企業名をクラブにつけることを禁止されたため、RBは名目上「ラーゼンボールシュポルト」の略になっている)はあなたに翼を授けるが、企業の所有権はライプツィヒのような魂を欠いたサッカークラブを授ける。

ドナルド・トランプを支持するアーリン・ホーラン(注:Twitterでトランプ支持のツイートにいいねを押していた)ですら、クラブの公式サポーターグループ…メガ・ブレン、ユニフィード・ブルズ、ローリングブルズ・リプシア、ブルズ・クラブ、イージー・ブルズ、レッド・キャンパス、ホーリー・ブルズの名称を見れば、この取るに足らない言い訳を広めることはできなかった。

レッドブル・ザルツブルクも同じだが、さらにひどい。

どう考えてもここまで言わなくても…と思わされる評論だが、あなたはどのように思っただろうか。

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