対馬市長選あす投票

 任期満了に伴う対馬市長選と、欠員に伴う同市議補選(被選挙数1)は3月1日、投開票される。市長選は、再選を目指す現職の比田勝尚喜氏(65)=無所属、自民・公明推薦=と、新人で飲食店経営の荒巻靖彦氏(55)=無所属=が一騎打ちを繰り広げ、支持拡大へ最後の追い込みを図っている。市議補選は元職3人が争っている。
 投票は市長選、市議補選とも1日午前7時から午後6時まで市内103カ所で行われ、同8時半から峰町のシャインドームみねで開票する。市長選は同10時半ごろまでに、市議補選は同11時ごろまでに大勢が判明する見通し。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市選管は全投票所の入り口にアルコール消毒液を設置する。
 比田勝候補は行政経験で築いた国や県とのパイプをアピール。1次産業の推進や交流人口の拡大などを図り、「持続可能な豊かな島づくりを目指す」と主張している。
 荒巻候補は日韓関係に翻弄(ほんろう)される地域経済を懸念して出馬したと強調。高レベル放射性廃棄物の地層処分施設の誘致を実現し、「観光頼りの経済からの脱却を目指す」と訴えている。
 有権者数は2万5823人(男1万2678、女1万3145)=23日現在、市選管調べ=。

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