臨時休校 私立校でも相次ぎ決定

 長崎県内の私立学校でも多くが来週以降の臨時休校を決めた。
 長崎市の活水中・高校は3月2~19日を臨時休校。休みの間の「課題」は各家庭に郵送する。佐世保市の九州文化学園小・中学校は4~23日を休校。24日を臨時登校日とし修了式をする方針。
 来週に学年末テストを予定する学校は「日数を短縮できないか協議中」(長崎女子高)、「リポートなどで評価できないかも検討する」(聖和女子学院中・高校)と対応に苦慮している。別の学校では寮生を一時帰宅させる決定も相次いだ。
 19日開幕予定の選抜高校野球大会(甲子園)への出場を決めている創成館高は3日以降、全生徒を在宅学習に。日本高野連は4日に同大会の開催可否などを協議する方針で、同校野球部は在宅学習の時間を除いて練習をするという。
 一方、政府は幼稚園は休園対象としていないが、長崎市では2日以降「自由登園」とする園も。ある園長は「自分の子どもの世話で職員が出勤できず、運営できない園が出てくるかもしれない」と懸念する。

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