愛の大きさを測るたったひとつの方程式

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これまでに、誰かを本気で愛したことはありますか?

自分や家族以外の他人を心の底から愛したことはありますか?

その人のためなら、何を犠牲にしてもいいと思えるくらい愛したことはありますか?

僕はないです。たぶん。もちろん今まで何人か恋人はいましたが、37歳独身という反社会的な肩書きを手に入れてしまった僕としては、胸を張って「心の底から人を愛したことがあります」と言えないんですよね。

この「誰のことも愛したことがない」という状態はとても特殊なことで、自分にはみんなには備わっている “人として大事な何か”が欠落してるんじゃないかと不安になることもあります。

「そんなわけない、もしかしたら過去の恋人全員のことを愛してたんじゃないか」と信じようとすると、あれが愛と呼ばれるものであれば、なんて世の中の愛は軽薄なものなんだろうと感じてしまうのです。

過去に恋愛がらみのトラウマがある、親からの愛情を知らぬまま育ったなど、人を愛せない理由は十人十色。男と女の間にも大きな相違があるような気がしてなりません。考えれば考えるほど恋と愛のボーダーラインは曖昧でして、迷子になってしまいます。

今回はそんな「愛」について、(たぶん)人を愛したことがない僕が書かせていただきます。

■彼の愛を確かめるリアルな方法

愛は無形であり、絶対に数値化できません。しかし、唯一愛を測るための方法が存在するとすれば、思い浮かぶのが「プロポーズ」です。病める時も健やかなる時も神の前で永遠の愛を誓うわけですから。

しかし、3組に1組が離婚するといわれる現代社会において、プロポーズだって愛を測るには怪しいもんです。そこでもう少しリアルな算出方法を考えてみました。

「こいつ私に気があるんか?ないんか?どっちなん?」「この彼氏、私と結婚する気あるんかいな」という悩み。

恋人や気になる人の愛情の量がわらなくて迷子になっちゃう。これを、数値化してみようっていう魂胆です。

◇愛を数値化するには

☆恋人に使う時間と所持時間(余暇)

例えば、彼氏が朝から晩まで忙しい人でも、毎日必ず何かしらの連絡をくれたりしたら「愛」を感じるじゃないですか。毎日連絡したいとかしたくないとか、個人の価値観は一旦置いておいて。付き合ってなくてもそこには間違いなく好意はありますよね。

つまりいかに有限である「時間」 を使うかということが、ひとつの指標になり得ると思うんですよ。そりゃそうですよね。

でも、単純に自分にあてられる時間が多ければ多いほど愛情も多いかといわれると、そうでもない。

仕事で忙殺されている人とニートでは持っている時間も、心理的な余裕も違うわけです。

前者の1日あたりのゆっくりできる時間(睡眠時間含む)を、家に帰ってから翌日の朝出発するまでの8時間だとします。後者は20時間くらいあるとします。そうすると、恋人に使う時間の1分が持つ重みが全然違ってきますよね。

☆恋人に使うお金と所持金(資産)

次に、「お金」です。

いかにこれまた有限である「お金」を使うのかも、ひとつの指標になりますよね。おごられたいとか割り勘がいいとか、そんな個人の価値観は隅っこに置いておいて。

でも、言わずもがなフリーターと、貯金が1000億円あるZOZO元社長では1万円が持つ重みが違うわけですよ。

この「時間」×「お金」が多ければ多いほど「愛情」は大きいわけです。ここまでは当たり前ですよね。そこに不確定な要素、つまり前述の各自が持つ時間とお金の「枠」を加味しないといけないんですよ。

◇愛の大きさを計算してみる

(使った時間÷所持時間)×(使ったお金÷所持金)= 愛情

これって愛情の方程式として成り立ちません?

☆週80時間自由時間があり年収1000万円の人が、恋人に週2時間と3万円使った場合

(2÷80)×(3÷1000)=0.025×0.003=0.000075

☆週30時間自由時間があり年収400万円の人が、恋人に週20時間と15万円使った場合

(20÷30=0.6666)×(15÷400=0.0375)=0.6666×0.0375=0.0249975

前者と後者では333倍の愛情の差があるわけです。極端ではありますが、一応成り立ってますよね。

わかりますよ。だいたいの人が正確な年収を知らないですもんね。このままの方程式だと、出る数値がやけに小さくて違和感があることも。そして、セックスの回数や内容、愛情表現があるのかないのかとか、ほかの不確定要素も重要だということも。

「彼は全然時間もお金も使ってくれませんけど私は愛されてます!」って言いたくなるのもわかります。

ただ、万人に適応できて平等な方法で愛の大きさを数値化しようと思ったら、これしかないんですよ。結局、お金と時間なんですよ。この一見無機質な判別方法こそがリアルな「見える化」だと思ったんです。

って長々と書いてみたのはいいものの、「こいつ、私に気があるんかいな?」「え?私って……本命だよね?」っていう不安を感じてしまう時点で本命じゃないか彼の心が浮ついていることはほぼ確定してるんですけどね。

「あれ?私、愛されてるのかな?」「あれ?この人、私が本命だよね?」「あれ?この人、私と結婚する気あるんかいな?」

という疑問には「時間×お金」から導き出した数値を、ひとつの判断基準にしてみませんか。

■愛が伝わる部分がどこにだってある

「なんか無理あるぞ!」と思った方にひとつだけほかの方法を提案します。これは僕が敬愛する松浦弥太郎さんの本に書いてあった方法です。

男性に対して「人を愛するってどういうことだと思う?」っていう質問をするんです。

わからないなりに一所懸命、そして真剣に考えてくれる男性なら、安心してもいいんじゃないでしょうか、とのことです。

(ウイ)

※画像はイメージです