新型肺炎で全国高校選抜大会にも影響 14競技中止決定

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月中旬から順次開催予定だった全国高校選抜大会の中止が相次いでいる。全国高等学校体育連盟(全国高体連)が共催している21競技中、2月29日までに14競技の中止が決定した。
 開催を取りやめたのは、少林寺拳法(21~23日・香川)、自転車(17~20日・熊本、福岡)、なぎなた(21、22日・兵庫)、ボクシング(23~26日・石川)、空手(26~28日・石川)、ハンドボール(24~29日・千葉、埼玉)、卓球(26~28日・千葉)、ソフトボール(20~23日・山口、愛媛)、相撲(21、22日・高知)、アーチェリー(27、28日・静岡)、レスリング(27~29日・新潟)、バドミントン(26~29日・鹿児島)、テニスの団体戦(21~26日・福岡)。柔道の全国高校選手権(21、22日・群馬)も中止となった。
 日本ラグビー協会は4月5日までの高校生以下を対象とした大会に、特別な事情がある場合を除き、原則として延期・中止するように通達した。その他の競技団体も開催の可否を協議中で、今後も中止の競技数は増える可能性が高い。
 全国高体連は全競技団体に選手の安全を最優先に判断するように依頼文を出している。県高体連の岡崎天一理事長は「多くの学校が臨時休校となり、部活動も休みになっている。状況が状況だけに、適切な対応をしてほしい」とコメントした。

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