やむを得ない場合は生徒受け入れ 川崎市、臨時休校時の対応決める

川崎市役所

 川崎市は28日夜、新型コロナウイルスに伴う休校措置の期間中に、児童、生徒、保護者に実施する支援策の概要をまとめた。全市立学校とも、やむを得ない事情がある場合は児童、生徒を受け入れることを決定。特別支援学校については、給食とスクールバスの運行を継続することも明らかにした。特別支援学校の分教室は弁当が必要。

 市教育委員会によると、小中学校、高校については、いずれも平日午前8時半から利用可能で、必要に応じて教職員が支援する。小学校は平日午後2時までとし、以降はわくわくプラザ(学童保育)で受け入れる。進路指導が必要な児童、生徒へは個別に登校日を設定する。

 政府の休校要請を受け、市は28日午後の市対策本部会議で、3月4日から春休み前日の同25日まで全市立学校の臨時休校を決めた。会議では、子どもの居場所確保が議題に挙がり、市こども未来局は「保護者からわくわくプラザの継続を望む声が寄せられており、それらを踏まえる必要がある」と話した。

 市教委も「(特別支援学校について)支援を必要としている人が多く、通常と同じ形でお預かりした方が良い」と説明。市内には県立や横浜市立の特別支援学校に通う子どももおり、県や横浜市と調整していた。

© 株式会社神奈川新聞社