長崎で住宅火災相次ぐ 焼け跡から1人の遺体

アパートが全焼した火災現場=29日午後5時46分、長崎市三原3丁目(写真上) 民家が全焼した火災現場=29日午後0時50分、長崎市香焼町(写真下)

 長崎市内で29日、火災が相次ぎ、三原3丁目ではアパート1棟が全焼し、焼け跡から1人の遺体が発見された。浦上署によると、遺体が見つかった部屋に住んでいた40代男性と連絡が取れておらず、身元の確認を急いでいる。
 同日午後5時ごろ、長崎市三原3丁目のアパートから出火、木造2階建てを全焼した。浦上署によると、アパートは4世帯4人が入居。出火当時、部屋にいた1人は逃げ出し、2人は外出していた。
 一方、同日午前11時45分ごろ、長崎市香焼町、無職、斉郷スミエさん(85)方から出火、木造2階建て約91平方メートルを全焼した。隣接する民家3棟にも延焼し、屋根など一部を焼いた。大浦署によると、斉郷さんは1人暮らし。出火当時は家にいたが、逃げ出して無事だった。
 いずれも署が出火原因を調べている。

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