現在サッカー界で選手の価値はうなぎのぼりとなっており、それぞれに支払われる給与も凄まじい額になっている。
しかし、もちろんその価格に見合わないようなプレーになってしまう者も…。今回は『Sportskeeda』から「世界で最も過払いされている選手ワースト5」を紹介する。
5位:メスト・エジル(アーセナル)
年俸:1820万ポンド(およそ26.5億円)
レアル・マドリーで世界最高のプレーメーカーとして知られるようになったエジル。アーセナルを率いていたアーセン・ヴェンゲル監督は、彼を獲得するために凄まじい額の移籍金をつぎ込んだ。
彼はその調子のままでイングランドへとやってきた。そして2018年にはプレミアリーグの当時最高額となる給与を約束されたものの、ウナイ・エメリ監督の下でレギュラーを喪失。今や不良債権化してしまった。
4位:タングイ・エンドンペレ(トッテナム)
年俸:1040万ポンド(およそ15.1億円)
リヨンから6280万ポンド(およそ90.1億円)というとんでもない移籍金でトッテナムにやってきたフランス代表ボランチ。22歳の彼はリーグアンで攻守に渡って激しい貢献をし、昨年夏のマーケットでは最も人気の選手だった。
移籍金だけではなく、給与についてもまるでトッテナムらしくないような額だ。これはハリー・ケインとほぼ同額であり、エリクセンやデル・アリを超えるものだったが…スタメンすら確保できていない。
3位:ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)
年俸:1500万ポンド(およそ21.8億円)
4年前、マンチェスター・ユナイテッドはユヴェントスからポール・ポグバを買い戻すことにした。その価格は当時の世界最高額であり、給与ももちろん天文学的なものだった。
ただ現状、彼は怪我に悩まされて出場すらままならない上、代理人のミーノ・ライオラは不調のユナイテッドから退団させたいと公言、ポグバのモチベーションがどうなっているかも定かではない。
2位:ウスマヌ・デンベレ(バルセロナ)
年俸:1300万ポンド(およそ18.9億円)
ネイマールを失ったバルセロナは、多くの「後釜候補」を大枚叩いて獲得してきた。ウスマヌ・デンベレもその一人であり、ボルシア・ドルトムントからクラブ記録となる額で引き入れられた。
しかし、彼は加入からずっと度重なる怪我によって欠場を重ねており、プレーするよりもリハビリルームで時間を過ごしている。3年で60試合以上を逃している彼にこれだけの給与を支払っているのはもはや…。
1位:アレクシス・サンチェス(インテル)
年俸:2080万ポンド(およそ30.3億円)
アレクシス・サンチェスがSNSで華麗にピアノを弾いた時、マンチェスター・ユナイテッドのファンは歓喜した。しかしそれから数ヶ月でその楽観主義は完全に消え失せてしまった。
ヘンリフ・ムヒタリャンとのトレードでやってきた彼は、移籍金がかからなかったこともあってとんでもない給与を約束された。ところが45試合で5ゴールと期待を大きく裏切り、今季はインテルへと貸し出されている。
しかし、マンチェスター・ユナイテッドはその給与の4分の3を支払っている。4分の1だけ支払っているインテルにとっても、今季のプレーでは520万ポンド(およそ7.5億円)でも高すぎるとしか言いようがない。