博多の伝統を次の世代へ 博多区伝統工芸教室

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博多には、博多織・博多人形・博多張子(はりこ)・博多独楽(こま)など素晴らしい伝統工芸が息づいています。区は、その魅力を小学生に伝えるために、伝統工芸士の講話を聞き、制作を体験する「博多区伝統工芸教室」を区内の小学校で開催しています。

◆歴史や技術に触れ身近に感じる
昨年11月、東吉塚小学校で博多人形の教室が開催され、4年生64人が参加しました。
講師の博多人形師・松尾吉将(よしまさ)さんが博多人形の歴史やその作り方を説明すると、粘土で作られていることに子どもたちから驚きの声が上がりました。

◆期待を膨らませ絵付けに挑戦
松尾さんの実演を間近で見ていた子どもたちは、「金色をたくさん使いたいな」「模様を付けてみよう」など、それぞれ作品へのイメージを膨らませていました。
子どもたちは素焼きの犬と猫のどちらか一つを選び、絵付けをしました。中には、「アレルギーで本物に触ることができない猫にします」「家族の誕生日プレゼントにしたいな」という声も。

松尾さんの「自由に色を混ぜたりして好きなように表現して仕上げてください」との呼び掛けに、個性豊かな作品がそろいました。子どもたちはお互いの完成品を見比べながら「楽しみながら、あっという間にできました」「家に飾ってずっと大切にしたいです」と笑顔で話していました。

同教室を担当する区企画振興課の高橋栄幸課長は、「この教室をきっかけに、子どもたちが博多に伝わる歴史や伝統に興味を持ち、地域への愛着を深めてくれるとうれしいですね」と話しました。