ヤンキース・ブーン監督 ジャッジ&スタントンの状態を楽観視

オープン戦序盤から故障者が続出しているヤンキースだが、アーロン・ブーン監督はアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの両外野手の状態について、それほど深刻には考えていないようだ。「アーロンとジャンカルロのことはとても楽観的に考えている。そんなに長くは掛からないだろう」とブーン。指揮官は両外野手が日本時間3月27日の開幕戦に出場する可能性も否定しておらず、ヤンキースはベストの打線で開幕戦に臨むことができるかもしれない。

日本時間3月2日、右肩の精密検査を翌日に控えたジャッジは、トレーナールームで予定以上の時間を過ごし、トレーニングに取り組んだ。その様子を見たブーンは「少し楽観的になることができた気がする。それが今の私の気持ちだよ」とコメント。違和感を訴えている右肩の状態が心配されるジャッジだが、打撃練習以外はある程度しっかりこなすことができており、指揮官もジャッジがトレーニングに取り組む様子を見て少し安堵したようだ。

ジャッジがいつ打撃練習を開始し、いつオープン戦に出場できるかは現時点では全くの未定だが、ブーンはジャッジがオリオールズとの開幕戦に出場する可能性を否定していない。また、右ふくらはぎを痛めているスタントンも、患部の状態は徐々に良くなっており、開幕戦に出場できる可能性があるという。ジェームス・パクストン、ルイス・セベリーノと先発投手陣に故障者が続出するなか、両外野手のコンディションが快方に向かっているのは朗報だ。

もしジャッジとスタントンの両者を欠いて開幕戦に臨むことになった場合、スタメン当確と言えるのは、トミー・ジョン手術のリハビリに取り組んでいるアーロン・ヒックスに代わってセンターを守るブレット・ガードナーだけ。ブーンは、両外野手を欠いて開幕を迎える場合の代役候補としてミゲル・アンドゥハー、クリント・フレイジャー、ロセル・ヘレーラ、マイク・トークマンの名前を挙げており、残り25日ほどのオープン戦で競争が繰り広げられることになるだろう。

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