筒香vs前田が実現 筒香3打数ノーヒット、前田3回途中3失点

日本時間3月2日に行われたツインズ対レイズのオープン戦で、前田健太と筒香嘉智による日本人対決が実現した。直接対決は、前田が筒香をレフトフライとライトフライに抑えたが、前田は2回裏にジョーイ・ウェンドルの1号2ランなどで3点を失い、3回途中3失点(自責点1)で降板。一方の筒香も、第3打席は空振り三振に倒れ、3打数ノーヒットだった。試合は2回裏に3点を奪って逆転したレイズが8対2で勝利。前田は敗戦投手となっている。

ツインズ先発の前田は、「2番・レフト」でスタメン出場した筒香と2度対戦。1回裏無死1塁で迎えた第1打席はレフトフライ、2回裏二死走者なしで迎えた第2打席はライトフライに打ち取った。しかし、味方が2点を先制した直後の2回裏に、先頭打者から二者連続で味方のエラーによる出塁を許して1点を返され、さらに無死2塁からウェンドルに逆転の1号2ランを被弾。3回裏二死から四球を与えたところで降板となり、2回2/3を投げて被安打2、奪三振3、与四球2、失点3(自責点1)という内容だった。

一方の筒香は、初めて2番打者としてスタメン出場したが、前田の前に2打席連続で外野フライに打ち取られ、4回裏一死1・3塁のチャンスで迎えた第3打席では、レイズ3番手のヨーリス・チャシンの前に空振り三振。6回表開始時の守備交代により試合から退き、3打数ノーヒットで打率は.333、OPSは1.095となった。

前田と筒香の日本での対戦成績は48打数9安打(打率.188)となっており、過去の対戦成績のとおりに前田が筒香を抑えた形となったが、筒香は「対戦できてうれしかった。楽しむことができた」と日本人対決をエンジョイした様子。試合前に挨拶を交わした際には、前田はジョークを交えつつ「初球はチェンジアップを投げる」と宣言したが、実際に投げたボールは速球だった。筒香は試合後、「チェンジアップを待っていた。速球だったからスイングしなかった」と前田との対戦を振り返った。

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