MotoGP:第2戦タイGPの開催延期が決定。タイ政府、新型コロナの感染拡大を懸念

 3月2日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は3月20~22日にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われる予定だったMotoGP第2戦タイGPの開催を延期することを発表した。すでに3月6~8日開催予定だった第1戦カタールGPは、Moto2、Moto3クラスのみの開催が決定している。

 現在、世界的に新型コロナウイルスの感染が進行しているため、タイ政府は3月20~22日にタイGPを開催することは可能ではないことをアナウンス。それをうけ、FIM、IRTA、ドルナはタイGP延期の決断を下した。

 しかし、現時点では中止ではなく延期の判断だ。FIM、IRTA、ドルナは今シーズンの後半に代替開催が可能か調査中。決定次第、情報が発表されるという。

 開幕戦カタールGPはイタリアからの入国者を隔離する施策を講じたため、MotoGPクラスの開催が中止される。Moto2、Moto3クラスのチームスタッフやライダーは、2月28~3月1日のカタール公式テストに参加し入国を済ませていることから、予定どおりレースが行われる。

 現時点では最高峰クラスの幕開けは4月3~5日の第3戦アメリカズGPになる。

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