鷹ベテラン和田が4日先発へ「自分らしい球を」 無観客で感じるファンの存在の大きさ

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

11年の震災時にも無観客での試合を経験した和田

■ソフトバンク – ヤクルト(オープン戦・4日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの和田毅投手が2日、PayPayドームで行われた投手練習に参加。和田は4日のヤクルトとのオープン戦に先発する予定となっている。

 ベテランの和田は、2011年の東日本大震災の時も無観客試合を経験している。「(登板したのは)震災の2日後でしたね。その時とは感覚は違うでしょうが、こういう状況でも野球をやらせてもらえることに感謝しかないです。ファンの皆さんがまた安心して戻ってくる時にいいプレーを見せられるように、しっかり調整していきたい」と和田。

 さらに「たくさんの人がいる前で野球ができていたんだな、と。改めてファンの(存在の)大きさを感じています。(無観客での登板は)違和感はありますが、どうこう言ってる場合じゃない」と続けた。

 4日の登板については「前回(25日のロッテ戦)が3回だったので4~5回くらいは投げさせてもらうと思います。強い球、自分らしい球を投げることが課題。強い真っすぐを投げることで変化球も生きてくると思うので、1週間やってきたことをしっかり出せるようにするだけです」とした。

 この日はPayPayドームのマウンドの感触も再確認。実戦2度目の登板に向けてしっかりと調整を続けていた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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