「日本博」JAL特別塗装機(デカール機)の就航

2020/3/3
独立行政法人 日本芸術文化振興会

「日本博」JAL特別塗装機(デカール機)の就航

文化庁及び独立行政法人 日本芸術文化振興会では、2019年より、日本が誇る様々な文化、「日本の美」を体現する美術展・舞台芸術公演・文化芸術祭等を展開する「日本博」を実施しています。

2020年3月3日(火)より、日本博と、同事業に賛同いただいた、日本航空株式会社(以下、JAL)は、日本博特別塗装機を国内線に就航します。機体には美術、舞台芸術、被災地復興など、日本博の8つの分野がデザインされています。東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、日本の美を体現する美術展・舞台芸術公演・文化芸術等を全国で展開している日本博と同じく、JALも継続的な訪日外国人誘致および、国内の誘客促進に向けて取り組んでいることから、今回の施策が実現しました。

◆日本博特別塗装機について
就航日 :2020年3月3日(火)
初便 :JL261便 東京(羽田)発(定刻13:20)、広島着(定刻14:55)
※初便就航日は変更となる可能性もございます。
機材 :ボーイング767-300ER型機(機番:JA656J)(座席数:クラスJ42席、普通席219席、計261席)

■日本博について

日本博主旨
日本博は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、総合テーマ「日本人と自然」の下、日本全国で日本の文化芸術に流れる「日本の美」を国内外へ発信し、次世代に伝えることで更なる未来の創生を目指す文化芸術の祭典です。文化庁と日本芸術文化振興会を中心に、関係府省庁や文化施設、地方自治体、民間団体等の関係者と連携した総力を結集した大型国家プロジェクトです。

日本博基本コンセプト
縄文時代から現代まで1万年以上もの間、私たちは大自然の多様性を尊重し、生きとし生けるもの全てに命が宿ると考えてきました。そして、それらを畏敬する「心」を文化芸術や日々の暮らしで表現してきました。縄文土器をはじめ、仏像のような彫刻、浮世絵や屏風といった絵画、漆器などの工芸、着物などの染織、能や歌舞伎で知られる伝統芸能、文芸、漫画・アニメなど含む様々な芸術分野も、この国の風土や日本人の自然観が反映されています。また、衣食住をはじめとする暮らし・生活様式等においても、人が自然に対して共鳴、共感する「心」を具現化し、その「美意識」を大切にしてきました。

日本博は、「日本人と自然」という総合テーマのもと「美術・文化財」、「舞台芸術」、「メディア芸術」、「生活文化・文芸・音楽」、「食文化・自然」、「デザイン・ファッション」、「共生社会・多文化共生」、「被災地復興」という8つの分野にわたる日本の美を国内外へ発信し、次世代に伝えることで更なる未来の創生を目指します。
縄文時代から現代まで続く文化芸術を伝えるこの祭典が、人々の交流を促して感動を呼び起こし、世界の多様性の尊重、普遍性の共有、平和の祈りへとつながることを希求しています。

※採択事業の詳細につきましては「日本博ホームページ」をご参照ください。
japanculturalexpo.bunka.go.jp