「山木康世 Live Library 2020」松本ロフトで開催!「自らの情報、体調を信じて当たり前のように中央線ツアーを行う次第である」

音楽生活45年のシンガーソングライター山木康世の「Live Library 2020」が2020年3月7日(土)松本ロフトで開催される。現在チケット予約受付中、イベント詳細はこちらをチェック。

山木康世がおくる「虎随筆」778 新コロナウイルス

2020年は待望の東京オリンピックだというのに、なんとも物騒な感染症騒ぎで世界中が一寸したパニックだ。マスコミは希望の光を流さず、相変わらずどちらとも言えない得意の憶測をコメンテーターを交えてなおさらこんがらがった糸をこんがらせている。

全国の学校を休ませるとは非常事態宣言である。外出の際はマスク着用、人混みには近寄らないように。濃厚接触を避けるように。手の届く範囲で10分以上話すと引っかかるようだ。唾液や鼻水の飛沫が届く距離が手の届く範囲らしい。

マスクは意味がないと専門家は言ってるのに不思議だ。ウイルスは通過する、ということは咳をすればマスクを通って他人に届く訳だ。空気感染はしないと専門家は言う。窓を閉め切って閉じ込めるのが一番ウイルスにとっては都合が良いという。ならばどうしてあのような時間を船内に閉じ込めて長時間放置していたのか。専門家は窓を開け放って風通しを良くしないとウイルスは蔓延するとのこと。

熱が続いて体がだるく奇妙な咳が止まらない。こんな人はliveに来ないと思っている。僕ももしそんな状態ならliveどころではない。

目に見えなく対処法が見つからない。これが恐怖の元だ。しかしこんな恐怖は探せば今に始まったことではない気がする。しかし健康な体は免疫力というバリアを持っていて外部からの侵入者をやっつける機能を備えている。これを信じるか信じないか、ある種生き方の哲学の問題でもある。他者を信じて、社会を信じて、弱い人を助けてよりそうような社会に生きたいか、そうでないか。別れるところでもある。予定通り今のところliveは続けていく。

目に見えず先を思い巡らすことのできない恐怖は9年前の放射能の恐怖を思い出す。

毎日毎日全国の線量計の数値をネットに表示、一億神経症のように一喜一憂した日々を。線量計はこんなところ、あんなところに思わぬ数値を出した。それを聞いて自分の町の空からも降っていないのだろうか?目に見えない恐怖が国を覆った。

それでなくとも全国1億人のうち毎日少なく見ても100人以上は病気で亡くなっているはずだ。報道される数をどう見るか。

こんな非常事態のような日々にテレビ、ラジオ番組はスポンサーや通常の面白ければそれでいい感を止めて、積極的打開策を本当の専門家を呼んで特別番組を国挙げてやればネットなどによるデマや変な噂を払拭することができる。目に見えぬ恐怖が変な憶測を呼んで買い占めなどのパニックも起こす。トイレットペーパーの中国依存は2,3パーセントと聞いた。

マスクや業務アルコールが社会から消えている。いったいどれほどの事態が進行していて、お金が幾ら動いているのだろうか、それすらも報道されない。

頭の宜しくない、温室育ちのお坊ちゃんたちによる施策の被害者は国民である。

週末からのliveは、自らの情報、体調を信じて当たり前のように中央線ツアーを行う次第である。

by 山木康世

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