科学者のラボでの生産性を向上させるメルクの新しいLANEXO(TM) System発表

科学者のラボでの生産性を向上させるメルクの新しいLANEXO(TM) System発表

AsiaNet 83101 (0329)

【ダルムシュタット(ドイツ)2020年3月4日PR Newswire=共同通信JBN】
*試薬データへの迅速なアクセス用のRFIDラベルを備えた市場初のデジタルラボラトリーインフォーマティクスソリューション
*在庫管理を向上させ、規制順守を容易にし、試薬の浪費を最小限に抑制
*反復的、エラーが発生しやすいタスクの時間を短縮

大手科学・技術企業のメルク(Merck)は4日、ラボでの時間を大幅に短縮し(注1)、データの質とトレーサビリティーを向上させるために設計された新しいデジタルラボインフォーマティクスソリューションであるLANEXO(TM) Lab Inventory, Safety and Compliance Management System(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2733549-2&h=2574861931&u=http%3A%2F%2Fwww.sigmaaldrich.com%2FLanexo&a=LANEXO%E2%84%A2+Lab+Inventory%2C+Safety+and+Compliance+Management+System)を発表した。

Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1096823/Merck_LANEXO.jpg

メルクのライフサイエンス事業部門のApplied Solutions責任者であるジャンシャルル・ワース氏は「現在、ラボの85%が消耗品データの管理のために紙またはExcelを使用しており、時間の25%がこれらのデータの管理のために費やされ、科学者をベンチリサーチ(基礎研究)から遠ざけている。このためラボの効率性が極めて重要である。それは科学者が研究や分析作業に集中専念する時間を増やし、管理的なタスクに費やす時間を減らし、その結果、最終的により迅速な医薬品開発につながるからだ。市場初の機能を備えた当社のLANEXO(TM) Systemは、ラボラトリーインフォーマティクス(ラボ情報学)を促進し、商業化するメルクのコミットメントを明確に示すものだ」と述べた。

ラボラトリーインフォーマティクスは、ソフトウエアのプラットフォーム、データ管理ツール、および科学データを即座に利用するために捕捉、解釈し、将来の研究開発の目的のために保存することができる装置を使用したデータのアプリケーションである。最近のResearch and Marketsのグローバル市場見通しリポート(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2733549-2&h=2861032949&u=https%3A%2F%2Fwww.researchandmarkets.com%2Freports%2F4897418%2Flaboratory-informatics-global-market-outlook%3Futm_source%3Ddynamic%26utm_medium%3DBW%26utm_code%3Dbt25ps%26utm_campaign%3D1341235%2B-%2BGlobal%2BLaboratory%2BInformatics%2BMarkets%2BExpected%2Bto%2BGrow%2Bwith%2Ba%2BCAGR%2Bof%2B9.5%2525%2BDuring%2Bthe%2BForecast%2BPeriod%252c%2B2018-2027%26utm_exec%3Danwr281bwd&a=Research+and+Markets+global+market+outlook+report)によると、2018年に24億ドルを占めたラボラトリーインフォーマティクスの市場規模は、2027年までには54億5000万ドルに達する見通しである。

メルクは、開始日を自動登録し、有効期限を計算する無線周波数自動識別(RFID)ラベルを提供する最初の企業である。このデジタルデータ収集により、LANEXO(TM) Systemはラボ試薬データをリアルタイムで記録し、文書化する。デジタル化された在庫、有効期限、ストレージの監視は、人為的ミスや安全性リスクを減らし、コンプライアンス文書の信頼性とトレーサビリティーを向上させる。最終的に、社内の準備製剤を含む各試薬は、完全な監査報告に即座に一致させることが可能である。実験的なワークフロー内で、このシステムは試薬のIDチェックを容易にし、自動的なアラートを提供し、科学者が期限の切れた試薬の使用を避け、実験誤差を最小限に抑えるのに役立つ。

クラウドベースのLANEXO(TM) Systemは、容易にセットアップすることができ、既存のラボワークフローに迅速に統合することが可能である。これにはモバイル(アンドロイド)とウェブアプリが含まれており、医薬品、品質保証/品質管理、および産業試験の市場における高度に規制された分析と研究での使用に向けて設計されている。

メルクは昨年、水質浄化システム向けのクラウドベースのサービスポータルであるMilli-Q(R) Connect(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2733549-2&h=3080595286&u=https%3A%2F%2Fwww.sigmaaldrich.com%2Ftechnical-documents%2Farticles%2Fbiology%2Fwater-purification-systems%2Fafs-e-high-throughput.html&a=Milli-Q%C2%AE+Connect)を発表、また統合、コラボレーション、分析、長期アーカイビングを容易にするためにデータをより簡単にアクセスしやすくするラボインフォーマティクス企業BSSN Softwareを買収した。

メルクは、米イリノイ州シカゴで開かれたPittcon Conference & Expo 2020(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2733549-2&h=1602581360&u=http%3A%2F%2Fpittcon.org%2F&a=Pittcon+Conference+%26+Expo+2020)での記者会見で、LANEXO(TM) Systemを発表した。このシステムは、メルクのデジタルラボ生産性ソリューションのポートフォリオの拡張である。
詳細は、www.SigmaAldrich.com/Lanexo を参照。

メルクの全ニュースリリースは、メルクのウェブサイトで公開されると同時に、電子メールで配布される。オンラインでの登録、サービスの選択変更または中止は、www.merckgroup.com/subscribe まで。

▽メルクについて
メルク(Merck)は、医療、ライフサイエンス、高機能素材分野で事業展開している大手科学・技術企業である。約5万6000人の従業員が、より楽しく持続可能な暮らし方を生み出すことで、何百万もの人々の生活に日々、プラスの変化をもたらそうと努力している。遺伝子編集技術の推進や、最も困難な疾患を治療するための独自の方法の発見から、インテリジェントなデバイスの実現まで、メルクはいたるところにある。メルクは2018年、66カ国で148億ユーロの売上を達成した。

科学的探求と責任ある起業家精神が、メルクの技術的、科学的進歩の鍵となってきた。1668年の創業以来、メルクはこのように繁栄してきた。創業家が今も、上場企業の株式の過半数を所有している。メルクは、「メルク」の名称とブランドに対する世界的な権利を保有している。唯一の例外は米国とカナダで、その事業部門は医療ではEMDセローノ、ライフサイエンスではミリポアシグマ(MilliporeSigma)として、さらにEMDパフォーマンスマテリアルズとして活動している。

(注1)メルクは、同社のLANEXO(TM) Systemが在庫管理の時間を97%省き、実験と文書化のセットアップの時間を92%省くと推定している。

ソース:Merck

▽問い合わせ先
karen.tiano@milliporesigma.com
Phone: +49-6151-72-44461