卒展が中止になった学生に、ArtStickerがオンライン上で発表機会を提供

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、美術館や大学で行われる展覧会も中止や延期が相次いでいる。そこで、アーティストを直接・気軽にサポートできるプラットフォーム「ArtSticker」(アートスティッカー)を運営する株式会社The Chain Museumは、卒展作品をオンライン上で発表できる企画を開催する。新型コロナウイルス感染症の影響で、卒業展や展示イベントなどが中止/延期となってしまった美術系学生の作品を対象に、「ArtSticker」内に特設イベントページ『#ArtStickerで卒制展』を開設する。

アーティスト支援アプリ「ArtSticker」は、国内外、様々なジャンルの作品が掲載されており、金額に応じた色の「スティッカー」を好きな作品に貼ることで、アーティストを直接・気軽に支援できる。作品には支援者の名前が残せるため、アートコレクターのようにコレクションを増やし・発見したり育てる楽しみも味わうことができる。

アーティストは、アート好きなArtStickerユーザーに作品を鑑賞してもらい、リターンの設定なく「応援」というかたちで作品を支援してもらうことができる。また、登録作品はアーカイブとして残り続ける。

今回、対象となる学生の登録料は無料で、登録できる作品は、一人一点まで。登録作業はすべてパソコンで行う。作品ジャンルは、絵画、彫刻、建築、映像、写真、パフォーマンス、インスタレーション、ファッションなどオールジャンル可で、YouTubeやVIMEOなどの動画も掲載可能。所属する学校の担当教員に、ArtStickerへの作品登録可否について事前に確認する必要がある。2020年3月4日より募集を開始し、3月13日23時までメールで受け付ける。特設イベントページは、作品が登録され次第公開し、順次更新する。

参考:

【PR TIMES】新型コロナウイルス感染症で卒展や展覧会が中止/延期となった学生の作品を対象とした、特設ページをArtStickerで開設。

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