InterFM897で毎週日曜日に放送している『The Great Escape!』。釣り、アウトドア、野外フェス、スポーツ、車、バイク、旅行などなど、多趣味なオトナ男子、井手大介が、リスナーと一緒になってとことん、休日を楽しむための“遊び方”を追求。3月1日のゲストは、ビッケブランカ。
ニューアルバムは「Devil」、ダークサイドに飲まれました
井手大介(以下、井手):よろしくお願いします。以前登場してくれた時は釣りの話で盛り上がったんですが、最近は釣りは行けてますか?
ビッケブランカ(以下、ビッケ):よろしくお願いします。最近は行けてないです。語る資格ないですよ。
井手:本当は行きたい?
ビッケ:めちゃくちゃ行きたいですよ!
井手:忙しいんだ。でもありがたいことですよね。ビッケブランカさんは3月4日にニューアルバムをリリースすることになっていて、そのタイトルが「Devil」。悪魔ですよ。前作が「wizard」、魔法使い。1年半ぶり3作目のアルバムとなったわけですけど、このタイトルの理由は?
ビッケ:曲が全部出来上がって、全曲通して聞いて最後になんてアルバムにしようかな、Devilにしよって感じなんですけど。
井手:Devilって曲が入ってるわけではないんですね。
ビッケ:ないです。毎回アルバムのイントロダクションの1曲目が、アルバムタイトルの言葉のイントロダクションで始まるってだけなんですよ。音楽を作るっていうことに対して品行方正じゃなくなってきているというか、よりルールを無視し始めているっていう自分を感じたのでそれをデフォルメして、「Devil」にしました。
井手:ジャケットもいいですね。
ビッケ:いいでしょう。Eminemみたいでしょ?
井手:わかる。ヒットシングルの「Ca Va?」、「白熊」、「Black Catcher」とかも収録されているんですけど、「Ca Va?」出したのいつ頃でしたっけ?6月か。「Ca Va?」を出してから残りの曲を作ったって感じなの?
ビッケ:そうです。
井手:じゃあ長かったって感じですか?
ビッケ:じっくり作れたって感じですかね。1年間ずっとやっていく中でそれぞれの瞬間に一生懸命つくった曲がまとまってるって感じですね。
井手:いい感じにまとまったっていう自負はあるわけですね。
ビッケ:曲作りに関してより奔放になって自由だったものが、自在って言えるまでコントロール下に置けるようになったって感じですかね。
井手:いいですね。魔法使いが魔法を極めたら悪魔になっちゃったみたいな。
ビッケ:飲まれちゃいました。ダークサイドに。
井手:今回は曲の雰囲気が多岐に渡ってまして。ロックな曲もあればシンセっぽいのもあったりホップだったりバラエティに富んでいる印象があるんですけど、それはそういう作品にしようと思った?
ビッケ:その時の気分で作るので、テーマ関係なくその時に作りたいものを作るって感じで。最後にそれを見てどんな感じで作ったかってなって見てみたら今回はデビルでした。
井手:そうなんだね。曲作る時ってピアノ・メインにしようとかギターっぽいロックにしようっていうのは最初に浮かんでいるんですか?それともピアノと向き合ってメロディ作ってそこから味付けを考えるんですか?
ビッケ:頭の中で曲が全部出来てる。初めから。出来上がっててもそれを頭の中から取り出す方法がないので、それを聴けるものにしなきゃ行けないからPCの前にいくみたいな感じですね。
井手:じゃあ頭の中は一冊の小説が思い描かれているけどそれを書き起こしていく作業じゃないですか。途方にくれるでしょう。
ビッケ:はじめの方は気が重い。やっていくうちに再現できないなって変化させていくと結局めっちゃ楽しいんですよ。でも一歩目は億劫ですね。作業になってるから。
井手:へえ。デモの段階だと1人で自宅でやっちゃうの?
ビッケ:はい。その音源は自分で1人で作って、そのまま収録されている曲もあるし、生の音でバックバンドさんに差し替えてもらったのもあるしって感じですね。井手:今回のアルバムそんな感じなんだ。
目指せプロゲーマー!? 「フォートナイト」に夢中
井手:この番組ではいつも遊びに関して伺っているんですが。釣り行けてないって話ですけど、前回会った時はゲームの「フォートナイト」にハマっているという話を伺ったんで、Twitter見てると相変わらずフォートナイトやってますね。
ビッケ:やってます。
井手:いつでもやろうと思ってできる遊びということで、スケジュールの合間でも楽しめるのがいいわけですか?
ビッケ:そうですね。ゲームってインドアって感じますよね。家に引きこもっていろんなRPGをクリアしてっていうのは、インドアな遊び方なんですけど、今のゲームだと何時にみんな「フォートナイト」に来る?って言って時間を合わせて。待ち合わせと一緒です。そこにアバターを持って集まり、しゃべりながら感情をアバターの動きで楽しむっていう。そこの世界でアウトドアしてるんですよ、僕らは。
井手:インドアでしょ。
ビッケ:(笑)。でもそこの世界で人に会える、人と一緒にやれるっていうところが重要で。1人だったらこんなにやってないですよ。
井手:どんだけやってるの?
ビッケ:東京にいたら、ほぼ毎日やってますね。2時間ぐらい。曲作りの合間に気分転換に30分だけやったりもしますね。その時たまたま同じスタッフのゲームチームの仲間がいたら、一緒にやったりとかしますね。
井手:ゲームチームは、バンドメンバーとかミュージシャン仲間?
ビッケ:そうですね。バンドメンバーからも引っ張ってきたりとか。岡崎体育さんとかも仲良くやらせてもらってるんですけど、彼らは違うチームですね。ライバルです。長くやりすぎて敵対が始まって。派閥化が。体としては敵対チームなんですけど、オンラインでしゃべりながらやってます。
井手:敵対チームでもしゃべりながらできちゃうの?
ビッケ:できます、できます。
井手:そうなんだ。
ビッケ:混合試合みたいな感じで、時には一緒にやろうみたいな。
井手:誰が一番強いんですか?
ビッケ:どこのメディアに出させてもらっても僕が一番強いって言ってるんですけど、その中でどころか、ミュージシャンで僕が一番強いです。
井手:まじか?
ビッケ:これは本当に強いです。テレビで聞かれても、カメラ目線で言えます。みんなスマホですけど僕はPCでやるし、綺麗なグラフィックで最高の処理能力とコントローラーでやってるので。
井手:Twitter見てたら、自作PC作ったって言ってたじゃん。音楽制作じゃなくてゲームのためじゃないの?
ビッケ:自作PCは、制作用のを持ってたんですよ。台湾のASUS(エイスース:電子機器メーカー)さんと協力して、ゲームもできるようにしてもらって。
井手:メーカーが協力って、最強クラスのPCじゃん。
ビッケ:どこをとっても最強です。制作もゲームも快適にやれてるって状況です。
井手:ゲームしてる時間の方が長いでしょ。
ビッケ:それは日によるんですよ(笑)。
井手:PCで「フォートナイト」やるとスマホよりいいんですか?
ビッケ:やれるプラットフォームがPC、PS、Xbox、スマホ、スイッチとあるんです。同じ舞台で戦えるんですけど、やっぱりPCの処理能力が高いと画像が綺麗で敵を見つけやすいです。スマホだと機械の問題でラグがある。でも僕ぐらいのPCになってくると、マウスを動かした瞬間に画面が右を向きます。ヌルヌルというやつです。そういうのが重要ですから。
井手:プロゲーマーになった方がいいんじゃないですか?Eスポーツの。
ビッケ:でも、音楽作るのも楽しくて。楽しいってことが2つも明確にあるっていうのは幸せなんだろうなって思って、両方とも本気で打ち込もうって感じですね。
The Great Escape!
放送局:InterFM897
放送日時:毎週日曜 8時00分~11時00分
出演者:井手大介
メール:tge897@interfm.jp
ハッシュタグ:#tge897
※放送情報は変更となる場合があります。