急行九十九島号“復活” 3月25日に日帰りツアー

JR九州が1日限定で急行九十九島号として運行した“国鉄色”の列車=2019年8月、佐世保市

 阪急交通社(大阪市)はJR長崎線(長崎駅-浦上駅)の高架化・開業直前の25日、長崎駅発着の記念日帰りツアーを実施する。国鉄時代に長崎-博多間を走っていた列車「急行九十九島号」を“復活”させて貸し切り運行。新型コロナウイルス感染対策を万全にすると強調して、参加者を募集している。
 新長崎駅は28日に開業する。ツアーでは、国鉄時代のクリーム色と赤で塗装された県内最古参の車両に、同号のヘッドマークを装着する。同社は「移転直前に、思い出深いホームから懐かしい車両に乗り込んでほしい」としている。
 25日午前9時に長崎駅を出発、特製弁当で昼食をとりながら武雄温泉駅まで乗車。バスに乗り換え、福岡市東区の貝塚公園で寝台特急ブルートレインの退役客車を見学。同日午後6時ごろ長崎駅に戻る予定。
 同社によると、車内の感染予防策として消毒を徹底し、窓換気を数回実施。空気清浄器を搭載した除菌バスを利用する。
 旅行代金は大人2万円。募集数80人。「硬券」と呼ばれる厚紙製記念乗車券をプレゼントする。問い合わせは同社長崎支店(電095.827.8941)へ。

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