精霊流し 従来通り 佐世保市議会一般質問

 定例佐世保市議会は4日、一般質問があり、5人が登壇。精霊流しの流し場になっている名切グラウンドが再整備の対象になっていることについて朝長則男市長は、「十分に協議をした上で(従来通り)名切地区でやるべきだ」と考えを示した。
 宮田京子議員(自民市民会議)の質問に答えた。
 市環境政策課によると、グラウンドは市中心部の流し場として利用。2019年は精霊船が約200隻、供え物などをわらで包む「こも」は約6千個が集まった。
 宮田議員によると、名切地区再整備を受け、懸念する市民もいるという。木村陽三環境部長は今年8月の流し場について「名切グラウンドでできる」と述べた。
 朝長市長は「大変ご心配をおかけしているが、市民の気持ちは十分理解している」と述べ、従来通り名切地区で検討するように指示していることを明らかにした。

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