《新型肺炎》茨城県内検査187人、3日までは全員陰性

県の電話相談5000件超

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茨城県が3日までに実施した新型コロナウイルス感染の有無を調べるウイルス検査は、延べ187人が受け、いずれも陰性だった。これまでに県内で感染者は確認されていない。一方、県の電話相談窓口への問い合わせは5千件を超えた。

感染が疑われたり心配な人は、保健所の相談窓口を通じて医療機関を受診し、医師の判断でウイルス検査を受ける。検査は遺伝子を増幅して解析するPCR検査という方法で、県衛生研究所(水戸市)が検体を受け取り、実施している。

県疾病対策課によると、県内の検査は1月26日に始まり、3月3日までに187人分、243件の検査を行った。このうち陽性は1件も出ていない。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染で、県内の感染症指定医療機関に入院した患者21人の陰性確認検査も延べ84回実施している。

同研究所ではPCR検査機器3台を新型コロナウイルス用に回し、1日36検体の検査が可能。「検査体制は今のところ十分間に合っている」(同課)という。大井川和彦知事は3日の県議会答弁で「本県は医師が必要と認めたケースは全件検査を実施している」と強調した。

県が設置した県庁と全保健所の計10カ所の電話相談窓口には1月31日以降、3月3日までに5153件の相談が寄せられている。全国で感染経路が不明な患者が増え始めた2月中旬から相談が増加し、3月2日は585件に達した。内容は「せきや熱が出ている」といった症状の相談、医療機関の紹介依頼、「県職員はマスクをしろ」といったクレームの3種類に大別されるという。 (黒崎哲夫)