次の契約延長は誰だ!? MLB公式サイトが8人をピックアップ

2018年ナショナル・リーグMVPのクリスチャン・イェリッチは、ブリュワーズとの契約延長が成立目前となっていることが報じられており、報道通りに9年2億1500万ドルの契約延長が実現すれば、2028年シーズンまでブリュワーズでプレイすることになる。現在のメジャーリーグにおいて、2028年の契約が保証されている選手はマイク・トラウト(エンゼルス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、ゲリット・コール(ヤンキース)、マニー・マチャド(パドレス)の4人だけ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、イェリッチの次に長期の契約延長を手にする可能性のある選手として8人の名前をピックアップしている。

フェインサンドがピックアップした8人のうち、最も早くフリーエージェントとなるのはハビアー・バイエズ(カブス)とトレバー・ストーリー(ロッキーズ)の2人だ。バイエズはカブスと契約延長の交渉を行っていることが報じられているものの、まだ合意には達していない。ストーリーは今オフ、ロッキーズと2年2750万ドルの契約を結んだが、これは年俸調停期間の残り2年をカバーするものであり、2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定であることは変わらない。

コディ・ベリンジャー(ドジャース)、ラファエル・デバース(レッドソックス)、ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)の3人は、2023年シーズン終了後にフリーエージェントとなる。ベリンジャーは「スーパー2」として年俸調停の対象となり、調停期間1年目の選手としては史上最高額となる年俸1150万ドルで契約を更改。デバースとモンカダの2人はまだ年俸調停権を取得していない。3人のうち、モンカダはホワイトソックスとの契約延長が成立する可能性があることが報じられている。

残りの3人はフアン・ソト(ナショナルズ)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、グレイバー・トーレス(ヤンキース)という顔ぶれで、彼らがフリーエージェントとなるのは2024年シーズン終了後である。まだ年俸調停権すら取得していないため、球団としては契約延長を焦る必要はないが、格安での囲い込みを狙って早期の契約延長に動く可能性もある。近年のメジャーリーグではエバン・ホワイト(マリナーズ)、ルイス・ロベルト(ホワイトソックス)など、デビュー前に長期契約を結ぶケースも出てきており、メジャー歴2年未満のソトらが長期契約を手にしても決して不思議ではない。

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