播磨灘のイカナゴのシンコ漁6日終了 漁期は過去最短

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網に掛かったイカナゴのシンコを引き揚げる漁師=淡路市沖

 淡路島以西の播磨灘でイカナゴのシンコ(稚魚)漁を行う漁業者らは5日、今季の漁を6日で終えると決めた。シンコ漁は2月29日解禁され、大阪湾では既に3月2日に終了。播磨灘も休漁日を除くと実質5日間で幕を閉じることになり、過去最短の漁期となった。

 播磨灘は、兵庫県内で極端な不漁となった2017年以降も大阪湾よりは漁獲量が多く、2週間余り出漁していた。だが今季は、初日に水揚げがない港もあるなど厳しい状況が続いた。

 5日に明石市内で漁業者が開いた会合では「すぐ終漁すべき」「あと数日したい」と意見が分かれた。議論の末、持続可能な漁に向け資源量を維持する観点から打ち切りで合意した。6日は操業時間を1時間繰り上げ、午前9時に終える。

 播磨灘船曳網漁業連合会の田沼政男会長(66)は「漁師が漁に出たくないわけがない。資源を回復し『くぎ煮』文化を守ることにつながれば」とした。(山路 進)