Rソックスが通算58勝の右腕・マクヒューを獲得 2015年に19勝

日本時間3月6日、レッドソックスはフリーエージェントの右腕、コリン・マクヒューと基本給60万ドルの1年契約を結んだことを発表した。投球イニング数に応じた出来高が設定されており、マクヒューは最大425万ドルを手にする可能性があるという。なお、マクヒューは右肘の故障からの回復途上にあり、2020年レギュラーシーズンの開幕には間に合わない見込みとなっている。

デービッド・プライスをトレードで放出し、クリス・セールを故障で欠くレッドソックスが、不安を抱える先発投手陣に通算58勝の実績を誇る右腕を加えることに成功した。マクヒューは、2015年に自己最多の19勝を挙げるなど、2014年から2016年まで3年連続で2ケタ勝利をマーク。2018年はリリーフに回り、58試合に登板して防御率1.99という素晴らしい成績を残した。昨季はアストロズで35試合(うち8先発)に登板して4勝5敗、5ホールド、防御率4.70を記録している。

レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、マクヒューについて「彼は先発もリリーフもこなすことができる。彼は両方やりたいみたいだよ」と語り、戦列復帰後の起用法について明言を避けた。チーム状況を見極めて、マクヒューが先発とリリーフのどちらにフィットするかを判断する方針だが、先発投手不足の現状を考えると、先発で起用される可能性が高いと言えそうだ。

ただし、「彼がいつ試合で投げられるかわからない」とレネキーが語ったように、マクヒューは右肘の状態に不安を抱えている。レッドソックスはマクヒューの状態を見て、戦列復帰までのプランを決定する方針だが、少なくともレギュラーシーズン開幕の時点では戦力として考えることができない状況だ。実績は十分なだけに、一刻も早い戦列復帰が待たれる。なお、レッドソックスはマクヒューの加入に伴い、ロースターの枠を空けるために、右腕のヘクター・ベラスケスをDFAとしている。

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