中村倫也が明かす意外な見どころ「田中圭の腕」に注目!? 初の濃密共演「不協和音」の舞台裏&“兄弟愛”を告白

田中圭と中村倫也が兄弟役で初の濃密な共演を果たす、テレビ朝日系のドラマスペシャル「不協和音」が、いよいよ3月15日(午後9:00)に放送。社会派ミステリーの新旗手・大門剛明氏の同名小説を原作に、今最も旬な2人の俳優が命を吹き込む。放送に先駆け、このほど取材会が開催。田中と中村が出席し、習字や生花を行うなど、盛りだくさんのイベントとなった。

愚直なまでに真っすぐで、真正面から事件と向き合う熱血刑事の兄・川上祐介を田中が、東大卒のエリート検事で、一見冷徹にも見られるような態度で事件を俯瞰(ふかん)する弟・唐沢真佐人を中村が熱演。父の冤罪(えんざい)事件をきっかけに生き別れとなった兄弟が、ある事件の捜査を機に21年ぶりに再会し、兄弟だからこその衝突や切っても切れない絆、それぞれの譲れない信念をぶつけ合いながら、難解な事件の真相を解明していく。

共演の感想を問われた田中は、「お芝居を通して会話ができる方なので気持ちよかったですし、こっちが何をやっても平気で、逆に急にやってもくるし…。楽しかったです」と中村に対しての信頼感を告白。中村も「台本に書かれている以上に豊かなシーンになった」とし、田中との兄弟役だったからこそ、「思っていたより真佐人が膨らみました」と、タイトルに反して抜群のハーモニーを奏で、満喫した様子。

田中も「すごくいい2人になったんじゃないかと思います。対比というか、『あぁ…中村倫也め…』というすてきな弟です。幸せでした」とコメント。中村は、壮絶なけんかシーンを山場とし、「21年ぶりの再会で、いびつな兄弟が段々ちゃんと兄弟になっていくというか。どっちも子どもっぽい瞬間が見えたら楽しいなと思いながらやっていました」と、撮影の舞台裏を明かした。

普段のお互いついて、“兄”“弟”を感じた瞬間を問われると、中村が「(田中は)いいものを作るための空気作りをしてくださる方です。あとは僕が勝手に感じているだけかもしれないですけど、ちょっとシャイな方だと思って。そこが垣間見えるとキュンとします」と“萌えポイント”を告白。それを受けて、照れた様子の田中は「(中村は)かわいらしいことを照れ隠しでやっている時もあれば、素な時もあって…かわいらしいというよりも頼もしい弟です」と、また違った形での兄弟愛を語った。

最後に、田中は「ようやく皆さんに見ていただけるのがうれしいです。とにかく撮影が楽しかった思い出が強いので、それが見てくださる皆さんに伝わればいいなと思っています」と期待を込め、中村も「事件にまつわる人の人情味や、21年ぶりの再会を果たす兄弟の物語など、老若男女楽しんでいただける作品になっていると思います。圭くん演じる祐介の愚直なまでの真っすぐさと、寝間着姿の腕の筋肉、真佐人のツンデレなところなども楽しんでいただけたらなと思います」と、ファンには気になる要チェックのポイントも含めてアピールし、締めくくった。

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