新長崎駅に南口改札を 長崎県、JR九州に働き掛け

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 長崎県は6日の県議会予算決算委員会総括質疑で、JR長崎駅の新しい駅舎について、高架ホームに「南口改札」を設け、駅舎と離島航路が発着する元船地区を結ぶ「歩行者デッキ」の実現を目指し、JR九州と協議を続けていく考えを改めて示した。
 前田哲也議員(自民)の質問に答えた。
 JR長崎線連続立体交差事業に伴い、3月28日に高架ホームとして供用が始まる新長崎駅の改札は1階に1カ所の予定。だが、南口改札と歩行者デッキは2016年3月に県と市が策定した「長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画」に盛り込んでいる。現状では、実現の見通しは立っていないが、県などは南口改札と歩行者デッキの設置を前提に、ホームや屋根を伸ばして工事している。
 県によると、JR九州は当初、県などが費用を全額負担しても南口改札の設置には応じられないとの見解だった。しかし、県の要望を受け昨年6月、「新幹線開業後の人の流れを見て改めて協議する」と回答。さらに県が周辺施設をデッキで結ぶよう求めたところ、新駅に隣接し、23年春に一部開業予定の新駅ビル2階部分に、高架と同じ高さの歩行者デッキが盛り込まれる計画になったという。
 岩見洋一土木部長は「今後も実現に向けて(JR九州など)関係機関との協議を進めたい」と述べた。