WTCR:改正版の2020年カレンダー発表。スポット参戦のハードルを下げる施策も

 3月6日、FIAワールド・モータースポーツ・カウンシルはWTCR世界ツーリングカーカップの2020年カレンダーの修正版を発表した。モロッコに代わりカレンダー入りしたザルツブルクリンクの日程が決まったほか、スポット参戦ドライバーのハードルを下げる施策も発表された。

 WTCRはすでに2月の時点で、モロッコを代表するドライバーのひとり、メディ・ベナーニのシート喪失がきっかけとなり、開幕戦に予定されていたマラケシュでの市街地戦のキャンセルを発表しており、代わってザルツブルクリンクがカレンダー入りすることが発表されていた。

 代わってカレンダー入りすることになったザルツブルクリンクでのレースは、7月25〜26日に第6戦として開催されることになり、中国の寧波で予定されている第7戦は、9月19〜20日に開催されることになった。

 また、すでにWTCRでは1イベントあたり2レースへの減少、1チームあたりのスタッフ数の削減などのコスト削減策を発表しているが、一方でワイルドカードとして参戦するスポット参戦ドライバーを増やすために、エントリーフィーがこれまでの10,000ユーロ(約118万円)から5,000ユーロ(約59万円)に下げられたほか、コンペンセーションバラストが20kgから10kgへと引き下げられている。

FIA WTCR世界ツーリングカーカップ

2020年カレンダー

Round Date Nationlity Course

1 4月24〜26日 ハンガリー ハンガロリンク

2 5月21〜23日 ドイツ ニュルブルクリンク

3 6月6〜7日 スロバキア スロバキアリンク

4 6月20〜21日 ポルトガル ビラ・レアル

5 7月4〜5日 スペイン モーターランド・アラゴン

6 7月25〜26日 オーストリア ザルツブルクリンク

7 9月19〜20日 中国 寧波インターナショナルスピードパーク

8 10月17〜18日 韓国 インジェ・スピーディウム

9 11月19〜22日 マカオ マカオ・ギアサーキット

10 12月12〜13日 マレーシア セパン

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