動物たちに春の味覚 3月、毎週土曜に開催 森きらら

タケノコを味わうニホンツキノワグマの豪詩=佐世保市、森きらら

 佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で7日、動物たちに春の味覚をプレゼントする企画が始まった。初日はニホンツキノワグマに、タケノコなどを与えた。
 元気に春を迎えてもらおうと初めて企画。この日は、オスの豪詩(つよし、推定10歳)に、旬を迎えたタケノコとゼンマイ、アスパラガスを食べさせた。
 3種類を並べておくと、タケノコに興味を示し、座り込んで夢中で食べていた。一方、アスパラガスは気に入らなかったらしく、数本を残したままだった。
 飼育員の鮫島弘士さん(28)は「初めて食べる餌をあげると、見たことない一面が垣間見える。普段と違う反応を楽しんでもらいたい」と話した。
 企画は3月の毎週土曜に開催。今後はニホンザルやゾウガメ、テナガザルに春の山菜などを与える。

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