今季も多くの若手がブレイクしているヨーロッパサッカー。
今回は、中でも興味深い選手を5人紹介したい。
モハメド・イハターレン(PSV)
PSVといえば、堂安を始めとする有望な若手が揃っているチームである。そんな中でも一段と若く、さらにクオリティが高いのがイハターレンだ。
4-3-3が主流であるエールディビジでは、多くのオランダ人がウイングとしてプレーしているが、彼は主にトップ下を得意としており、ドリブルやラストパスで違いを生む選手だ。
まだ18歳になったばかりでありながら、今季は攻撃陣の核としてリーグ戦3ゴール4アシストをマークしており、評価を高めている。
サンドロ・トナーリ(ブレシア)
トナーリはピルロの後継者と目されているイタリアの有望株だ。
ブレシアで徐々に出場機会を伸ばし、昨季はセリエBで34試合に出場、3ゴール7アシストを記録。昇格した今季もここまで23試合に出場しており、自身にとって初めてのセリエAの舞台で、その実力が示すことに成功している。
ちなみに自分のプレーに関しては、ピルロを意識しているわけではなく、どちらかと言えばガットゥーゾに近いと感じているそう。技術と強度を兼ね備えたアズーリの新たな司令塔に注目だ。
アーリン・ホーラン(ドルトムント)
その爆発的な得点力で、今季最も注目されている選手、ホーラン。190cm越えの体格を持ちながら、瞬発力も兼ね備えるという怪物ストライカーだ。
今季のザルツブルクでの活躍が印象的なホーランだが、昨年出場したU-20W杯でも大いに話題となっていた。というのもノルウェー代表として戦ったホンジュラス戦一試合において、一人で9得点を叩き出したからだ。
その内容から八百長すら疑われたが、現在の成績を見れば納得できる数字かもしれない。
エドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)
アフリカ系の逸材が多く集まるリーグアンだが、今年は一際ある選手が目立っている。カマヴィンガは17歳というのが信じられないほど、安定感のあるプレーを見せており、サッカー界に驚きを与えている。
昨季16歳でデビューを果たすと、今季はスタメンとして欠かせない存在にまで成長した。特に守備においてはすでにリーグアン全体でもトップレベルにある。
当然多くの注目を集めている選手だが、守られるべき年齢でもあることを忘れてはならない。
フェラン・トーレス(バレンシア)
育成に定評のあるバレンシアの新星ドリブラー、フェラン・トーレス。ユース世代の国際大会で結果を残してきた選手であり、スペインの若手の中で大きな期待を背負う逸材である。
17歳でのデビューからこれまで順調に出場機会を増やしており、今季は現在リーガで24試合に出場、スタメンでも多く起用されるようになった。
またCLという大舞台でもその存在感を発揮しており、チームのグループステージ一位通過に貢献している。