レッズ・秋山 初の長打を含むマルチヒットで打率.346

日本時間3月9日、秋山翔吾(レッズ)はエンゼルスとのオープン戦に「一番・センター」でスタメン出場し、初の長打となるタイムリー二塁打を放つなど、3打数2安打1打点の活躍を見せた。秋山の活躍もあり、序盤から試合を優位に進めたレッズだったが、4点リードの9回表に4点を失い、試合は8対8の引き分けで終了。大谷翔平(エンゼルス)に出場機会はなかった。

定位置となった感のある「一番・センター」でスタメン出場した秋山は、1回裏の第1打席こそエンゼルス先発の右腕JC・ラミレスの前にファーストゴロに倒れたものの、レッズはマット・デービッドソンの2号2ランで2点を先制。1点差に迫られた直後の3回裏には、先頭の秋山がラミレスからセカンドへの内野安打を放ってチャンスメイクし、二死1・2塁となったあと、ブーグ・パウエルがレッズ2番手の右腕ジェレミー・ローズから1号3ランを放ち、リードを4点に広げた。

4回裏には一死1・2塁のチャンスで秋山に第3打席が回り、エンゼルス3番手の左腕ヘクター・ヤンからレフトへのタイムリー二塁打を放ってオープン戦初長打&初打点を記録。秋山は6回表開始時の守備交代により、マイケル・シアーニとの交代で試合から退いた。3打数2安打1打点の活躍で、オープン戦の成績は打率.346、出塁率.370、OPS.755となっている。

秋山が交代した時点で6点をリードしていたレッズだが、試合後半はエンゼルスの反撃に遭い、8対4と4点リードで9回表に突入。6番手の右腕ライアン・ヘンドリックスが無死2・3塁のピンチを招くと、ジェレミア・ジャクソンとケイネル・ペーニャにタイムリーを浴びたほか、ヘンドリックス自身の悪送球も重なり、一挙4点を失って8対8の同点となった。その裏、レッズは二死からミゲル・ヘルナンデスの二塁打で一打サヨナラのチャンスを作ったが、後続が倒れて試合終了。8対8で引き分けとなった。

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