9日は続々と20℃超 来週も季節前倒し 高温に関する情報も

9日(月)午後2時の気温分布

 きょう9日は、全国的に暖かい空気に覆われ、気温が高くなっている。とくに東・西日本の太平洋側で平年を大幅に上回り、春本番から初夏をも思わせる陽気の所がある。午後2時半までの最高気温は、静岡県三島市23.7℃、静岡市21.9℃、甲府市21.7℃、長野市21.2℃、名古屋市と前橋市で20.6℃、京都市20.4℃など。東京都心でも19.6℃と4月上旬並みまで上がり、今年最も気温が高くなった。

週間天気予報

 今週は13日(金)~14日(土)頃まで暖かい空気が流れ込み、広い範囲で気温の高い状態が続く見込み。その後、15日(日)~16日(月)頃は、寒気の影響で一時的に気温が平年並みか、平年より低くなる予想だが、17日(火)頃から(九州南部、沖縄・奄美は18日・水頃から)の5日間ほどは、暖かい空気に覆われるため、平年よりかなり高くなる可能性がある。
 
 以上のことから、気象庁は北海道から沖縄にかけての全地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意すると共に、多雪地帯は気温の上昇によるなだれ等、雪融けによる災害にも注意するよう呼び掛けている。

早期天候情報とは

9日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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