東京五輪の聖火リレーで、県実行委員会は9日、神奈川県内を走る聖火ランナー68人の走行市町を発表した。俳優で歌手の加山雄三さん(82)は藤沢市、プロ野球横浜DeNAベイスタ-ズのアレックス・ラミレス監督(45)は川崎市でトーチを握る。各走者の詳細な走行区間は実施2週間前をめどに公表する。
箱根・芦ノ湖をスタートする初日の6月29日は、同町を走るロサンゼルス五輪体操男子金メダリストの具志堅幸司さん(63)をはじめ計24人が湘南地区など5市2町を駆け抜ける。翌30日は鎌倉市のバレリーナ上野水香さん(42)ら17人が三浦半島や県央地区の6市を走る。最終日の7月1日は女優の草笛光子さん(86)、タレントの出川哲朗さん(56)ら27人が横浜と川崎の2市をリレーする。
県によると、走行市町は五輪組織委員会が全体を調整して決定し、走者の出身地などと合致しない場合もあるという。新型コロナウイルスの影響も危惧されているが、県は「聖火リレーの実施はかなり先の日程になるので、着実に準備を進めていきたい」としている。
五輪聖火ランナーの走行市町(50音順、敬称略)
<6月29日>
【箱根町】加藤瑛大、具志堅幸司、近藤美七海
【伊勢原市】秋山里奈、石川小百合、髙橋優花、中西英敏、野島良実
【小田原市】バトツェツェゲ・オチルサイハン、鎧塚俊彦
【大磯町】後藤恵一、露木行雄、山崎貴裕
【平塚市・茅ケ崎市】青田正順、小山田庸子、佐藤彩香、武内典夫、田中江里
【藤沢市】加山雄三、澤崎弘美、つるの剛士、永井洋一、廣瀬俊朗、宮下空唯
<30日>
【三浦市】副島保彦、津田桂
【横須賀市】池井将、ギャンビル・ウィリアム海音
【鎌倉市】石井秀卓、上野水香、武重沙良、蓼沼美幸
【海老名市】有持真人、大澤力、KENZO
【厚木市】阿部洋、チャンスリー・龍海
【相模原市】川瀬賢太郎、佐藤弘樹、月崎竜童、野口博史
<7月1日>
【川崎市】アレックス・ラミレス、五島シズ、佐々木彩夏、玉井詩織、高城れに
【横浜市】青木保潔、姉﨑正男、稲垣啓太、宇野綾香、大類なをみ、草笛光子、倉橋良一、小泉京美、児玉ありか、杉田勇、千住真理子、谷原章介、辻村琢光、出川哲朗、富田京子、中村歩、望海風斗、塙健、藤井文、正木楓、三浦洋平、山崎雄一郎