細部に工夫、自作マスク 服飾デザイナーの鶴丸礼子さんが作り方紹介【大分県】

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完成したマスク。立体形で細かい配慮がされている
アート作品などの柄をプリントしたマスク
マスクの作り方
鶴丸さん制作の型紙は専用のQRコードをスマートフォンなどで読み込めば、見ることやダウンロードすることができる

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、県内でも感染者が確認された。そんな中、本紙で「幸福の服」を連載中の服飾デザイナー、鶴丸礼子さん(大分市)が、インターネット上でマスク製作法を広く紹介している。鶴丸さんはオリジナルの型紙を作り、機能にもこだわった。作り方を教えてもらった。

 自らもマスク不足を感じていた鶴丸さんが最初に自作したのは2月。デザイナーとして「マスクとして機能する」こと、創作の妨げとならないよう「眼鏡が曇らないこと」にこだわり、試作を重ね、完成させた。立体形でサイドの部分にダーツを入れて隙間ができないようにした。さらにマスクの中心を折り返して縫うことにより、顔にフィットして眼鏡の曇りを防ぎ、会話や呼吸もスムーズになるなど、細部に工夫を凝らした。

 指導している服作り教室の生徒にも作り方を指導して喜ばれ、「いろんな人に知ってもらおう」と広く公開することにした。現在、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「鶴丸メソッドメディカルデザイン オリジナルマスクの作り方」で製作手順を発信している。大分県ホームページ「新型コロナウイルスに関するお知らせ」の「手作りマスクについて」の項目からも、型紙と動画(日本語、英語版)にアクセスできる。鶴丸さんは「家にある布やハンカチで作ったマスクを洗って使う方法を覚えれば、終息後もエコなマスクとして使える。役立ててほしい」と呼び掛けている。

 「感染予防にはマスクは不要」という趣旨の世界保健機関(WHO)の指針も出たが、自分のせきなどの飛沫(ひまつ)による感染拡大を防ぐには有効とされる。マスクが手に入らず苦しむ花粉症患者にも助けとなりそうだ。