濱田龍臣が「天ラブ」で感動の物語を熱演! クライマックスの演奏シーン当日は「今すぐホテルに帰って寝たかった(笑)」

濱田龍臣が「天ラブ」で感動の物語を熱演! クライマックスの演奏シーン当日は「今すぐホテルに帰って寝たかった(笑)」

FBS福岡放送で3月15日に放送される開局50周年スペシャルドラマ「天国からのラブソング」(午後3:00、BS日テレ=3月20日午後7:00)。視聴者からの個人的な依頼を独自に解決する同局の人気番組「ナンデモ特命係 発見らくちゃく!」(月曜深夜0:54、九州ローカル)に「文化祭を盛り上げてほしい」と依頼した普通の高校生・光井天星(てんせい)と他界した祖父との実話を基にした物語です。主人公・天星を演じるのは濱田龍臣さんで、イッセー尾形さんが祖父・浩(こう)役を務めます。

奇想天外な性格の浩を恥ずかしい存在だと思っていた天星。生前の祖父からギターを誘われた時も断っていたのですが、クラスのマドンナの気を引きたいとアコースティックギターを手にします。そして「文化祭でヒーローになりたい」と「発見らくちゃく!」に依頼して番組ディレクター・藤谷拓稔(吉岡秀隆)に会ったことから、なぜか知られざる祖父の素顔を調べていくことに。そして、そこから感動のストーリーと奇跡が広がっていきます。

市毛良枝さん、西尾まりさん、矢本悠馬さん、田山涼成さん、吉岡さん、そして尾形さんとの共演で心温まる家族の愛を描いた本作。主演を務める濱田さんを直撃し、実話を基にしたドラマを演じることで感じたプレッシャーや自身のおじいちゃんとの思い出などを語っていただきました!

──出演が決まった時の心境をお聞かせください。

「お話をいただいて、実際にあったお話を基にしていると伺ったので、地元の方々が見たものをもう一度再現するのは難しいだろうな、大丈夫かなって思ったんです。(藤谷拓稔)監督が『発見らくちゃく!』でも実際に担当された方だったので、『スタッフさんたちにもなじみ深いからこそ、頑張らなきゃいけないな』と最初に福岡に行くまではすごく緊張していました。福岡に行った日に天星くん本人ともお会いして『こんな感じかあ』って雰囲気を感じられたのが、演じるにあたって重要な部分だったというか、その時に会えてよかったなと思いますね。それからも現場に何度か来てくれたので、すごくうれしいかったですね。いろいろ話しているうちに天星くんの人柄が分かりましたし、それが作品内にも映っているかなと思います」

──実際に天星くん本人とお会いして、どんなお話しをされましたか?

「『どんな音楽を聴くんですか?』とか普通の話とかもあって、天星くんの中学生時代のことを聞いたり、『(番組で演奏した)本番の時はどうでしたか?』とか、『練習はどれくらいされたんですか?』とか。僕がインタビュアーになっているような気分で話をしていたので、それはそれで新鮮で楽しかったです」

──天星くん本人と会う前は、台本を読んでどういう“天星像”を持っていましたか?

「『すごく心が優しい、あったかい人なんだろうな』って。中学生の時に書いた作文を読ませてもらったり、監督からも話を聞いていたので、イメージは優しい子でした。でも、ちょっと内弁慶という感じもありつつ。僕と似ているかなというところはあったんですけど、実際に会ってみると、もっと優しそうで笑顔がすごくすてきな方だと思いながら眺めていました」

──今回は実在する人を演じましたが、架空のキャラクターの時と違った部分や難しいところはどんなところか教えてください。

「漫画の実写化とかもそうですが、その人を知っている人がいるから、見て違和感があるかないかは大事になっていくと思います。実写化とか実在の人がいる作品は、本当に難しいなって思いましたね。だから、最初は本当に緊張して、『実在する人(を演じるの)かあ…』という思いはありました。でも、実際に本人に会ってみて、どういう人かが分かったし、台本を読んで、どんどん人物像をつかめていけるのはすごく面白かったです」

──作中でギターに挑戦されていますが、どのくらい練習しましたか?

「半年ぐらいですね。撮影の時にはそこそこ頑張って弾けるくらいにはなっていたので、ちょっと初心者っぽい演技というか、自分の記憶の中で『こんな感じだったから、うまく音が鳴らなかったな』というのを思い出して懐かしい気持ちになりながら演奏しました。アコギは弦が硬いので、左手の指先が本当に痛くて、ずっと押さえるのは…。指先が硬くなったので『ああ、ギターをやっている人の指になってきたんだな』と思いましたね(笑)」

──これからもギターを続けますか? 弾いてみたい曲とか?

「続けてやれたらいいなとは思うんですけど、なかなか…(笑)。いろんな曲を調べてみるんですけど、難しいなって断念してしまうことが多いですね」

──ほかに楽器経験はありましたか?

「ないですね。強いて言えば、学校でのリコーダーくらいです」

──ということは、今回が楽器に向き合った初めての経験ですね?

「半年かけて毎日触ったのは初めての経験です。撮影が終わってからもたまに弾いていましたが、今はちょっと…。部屋の中に物が多すぎて、ギターを出して置いとけないんです。ケースに入れていて、なかなか出す勇気が湧いてこないんですよね(笑)」

──ケースから出ていると、やはりなんとなく触ったりしますか?

「そうなんです。なんとなく弾いて。今後ギターを弾くためには、もうちょっと部屋を整理しないと、と思っているところです(笑)」

──今回のドラマはおじいちゃんの存在というのが大きなテーマになっていますが、そのおじいちゃん役の尾形さんについてお聞かせください。

「すごく優しくて、器が広くて素敵な方ですよね。お墓のところでトランペットを吹いているシーンがありましたけど、熱心に練習なさっていたので『かっこいいなあ』と思いながら背中を見させていただいて。一方で、歌いながら料理しているところは『かわいらしいおじいちゃんだな』って。役としても優しいおじいちゃんでしたけど、『浩さんとイッセーさんは似てるなあ』と思いながら演技を見させていただきました。それとは打って変わって、病院での苦しそうな演技は見ていて僕自身も心が痛むような感じでしたね」

──濱田さんご自身のおじいちゃんとの思い出は?

「母方の祖父がすごくアクティブな人で、農家で働くお友達のお手伝いとかをするので、そこでもらってきた野菜とかお米をよく持ってきてくれるんです。その後は一緒にご飯を食べに行って、というのを毎月2回くらいやっていたりします。あとは、長野の白馬まで2人で行ったこともありました。僕はスノーボードに行きたいって思って、おじいちゃんは温泉に入りたいというのがあって。日中は僕がゲレンデにこもって、おじいちゃんは温泉に浸かっている、みたいな。1泊2日でおじいちゃんの軽自動車で長野まで行くというのをやりましたね。楽しかったです」

──すてきな旅行ですね。話は変わりますが、今回のドラマの基になった「発見らくちゃく!」はご覧になりましたか?

「天星くんがホールでギターを弾いている実際の映像は見ました。僕が弾くシーンの時も本編と同じところだったので、『ここかあ!』って(笑)。『発見らくちゃく!』の時と同じように、オーケストラの方もドラマの撮影現場にいらっしゃったので、すごく緊張しました。スタッフさんもそうでしたし、本物を知っている人たちのいる中でやるというのはプレッシャーでしたね。その日は『今すぐホテルに帰って寝たい』と本当に思いながら現場に入ったのを覚えています(笑)」

──オーケストラとのシーンは感動的でした! ドラマは天星くんからの依頼によって生まれた物語ですが、もし濱田さんが『発見らくちゃく!』に依頼するとしたら、どんなことを望みますか?

「どんな依頼でもいいんですよね? 難しいなあ…。経験として、スカイダイビングをしてみたいですね。テレビ番組で挑戦している人の映像を見ると、怖そうだけど、楽しそうだなと。1回でいいからやってみたいなと思います。もし番組に依頼するとしたら、それですかね。でも、番組じゃなくてもスカイダイビングが何かしらの形でできたらうれしいですね」

──ぜひ実現するといいですね! では、最後に、視聴者の方々のメッセージをお願いします。

「皆さんがテレビで見た実在している方の話なので、すごく緊張しましたが、そうそうたるキャストの皆さんとすごくいい作品を作り上げられたかなと思っています。監督をはじめスタッフの皆さんの熱意のこもったドラマですし、最後のシーンでは、視聴者の皆さんの涙がこぼれることは間違いなしだと思いますので、ハンカチを準備してご覧になってほしいです!」

──ありがとうございました!

【プロフィール】 濱田龍臣(はまだ たつおみ)
2000年8月27日生まれ。千葉県出身。幼い頃から子役として活動し、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や「映画 怪物くん」への出演で注目を集める。以降、「ウルトラマンジード」「モブサイコ100」(ともにテレビ東京系)、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系)、映画「記憶にございません!」などドラマや映画、バラエティーなどに多数出演。ドラマ「ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED」(テレビ東京系)が放送中。また、映画「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」が近日公開されるほか、夏には三谷幸喜の作・演出の舞台「大地」への出演も控えている。

【番組情報】 福岡放送 開局50周年スペシャルドラマ「天国からのラブソング」
FBS福岡放送 
3月15日 午後3:00~4:55
BS日テレ 
3月20日 午後7:00~8:54

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●締め切り:2020年3月30日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

取材・文/K・T 
撮影/蓮尾美智子

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