山本舞香が思い返す、上京後の思い入れのある街「怒濤の10代でした」 「死にたい夜にかぎって」インタビュー

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山本舞香が思い返す、上京後の思い入れのある街「怒濤の10代でした」 「死にたい夜にかぎって」インタビュー

高校時代に「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね」と言われ、この日を境にうまく笑えなくなった小野浩史(賀来賢人)と、変態に“唾を売って”生活している橋本アスカ(山本舞香)の6年間に及ぶ同棲生活を描いた、現在放送中の連続ドラマ「死にたい夜にかぎって」(MBS/TBSドラマイズム)。

心の病気に苦しみながらも明るく振る舞い、一生懸命に浩史を愛するアスカという役を演じている山本さん。出演のオファーに「今の自分がやるべき作品だなと思った」「私にしかできない役だ」と感じたそうです。ここでは音楽で成功することを夢見て地元を飛び出したアスカと同じく、夢を追って上京した山本さんに、学生時代のことやプライベートについてインタビュー。

【関連記事】賀来賢人×山本舞香「死にたい夜にかぎって」インタビュー “男と女”の6年に及ぶ波乱の同棲生活に「私にしかできない役だ」→https://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20200226/01.html

──「死にたい夜にかぎって」は原作者・爪切男(つめきりお)さんの実体験を基に描かれた作品ですが、爪さんは「アスカの影響で聴く音楽が変わった」「付き合う人に影響される」とおっしゃっていました。山本さんは、周りの人に影響を受けやすいタイプですか?

「受けやすいですね。良くも悪くも、身近にいる友達や知り合いによって影響を受けやすいです。服装もそうだし、現場での居方や、テンションも変わります。服装だと、買うブランドが変わったり」

──それは無意識にですか?

「気付いたら変わったというより、意識的に変えてるなぁと思います。元々シンプルな服装が好きなんですけどね」

──山本さんというと、黒い洋服が好きなイメージです。

「最近は、緑とか白も買うようにしてるんですよ!(笑)。でも結局、手に取る服って黒になっちゃうんですよね(笑)。基本的にらくちんな格好が好きなので。でも、私は影響されやすいと思います。ただ、音楽は変わらないかな。自分の好きなものを聴きます」

──原作本の帯には「その恋、最高の時間の無駄遣い。」というキャッチコピーが書かれています。「この時間、無駄だったな」とまで言わずとも、「後悔したな」と思う時間はありますか?

「もっと学生時代に勉強しておけば良かったなって思います。特に英語。子どもの頃って、大人の人たちが『絶対勉強した方がいいよ、後で後悔するから』って言うじゃないですか。『絶っっっ対(後悔なんて)しないから!!』って思ってたんですけど、する(笑)。小学校や中学校の先生はすごくいい人たちばかりだったから、あんまり言うのもあれなんですけど(笑)」

──演じる上で困ることがあったり…?

「それこそ昨年、映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』の舞台あいさつでフランス・パリに行った時には、もっと英語を勉強していれば舞台に立った時にいろいろ話せたんだろうな…って。そんな悔しさはすごく感じました」

──これから新たに勉強を始めてみようという気には…。

「ならないんですよね、これがなぜか…(笑)」

──なかなか踏み出せないですよね(笑)。では逆に、山本さんにとって「ぜいたくな時間だな」と感じる瞬間はありますか?

「プライベートかなぁ。友達と一緒にいる時間です。友達も多くないし、好きな人って限られているんですけど、そんな人たちと過ごす時間ってやっぱり楽しいなって思います。あと、犬と一緒にいる時間もすごく幸せです!」

──愛犬を溺愛されていますよね。

「今もここに連れてきたい…(笑)。ずっと一緒にいてあげたいって思うんです。撮影で夜まで帰れない日は親友に頼んで遊んでもらうし、遠隔操作でお菓子を投げたりできるドッグカメラを持っているので、それを常に見たりもするし…。赤ちゃんだから、すごくかわいくて甘えん坊なんです。お休みの日は家にいても外にいても常に一緒だし、その子たちのために服を買いに行ったりすることが幸せ!」

──ドラマでは、浩史とアスカは東京・中野で同棲を始め、2人にとって思い出の詰まった街となっていきます。山本さんにとって、思い入れのある街はありますか?

「高校時代に住んでいた、寮があった場所は今でも思い入れがあります。寮の近くにあったギョーザ屋さんに頻繁に通ったのが思い出。今考えると、あの頃はすごかったな…。13歳で地元の鳥取から上京して、怒濤の10代でした。でも、10代の頃の経験があるから今は落ち着いているというか。ダメなことはダメだし、いいことはいいっていうのを自分で考えられるようになったかなって。周りの人たちを大切にする意識を学ぶことができたのも、あの頃があったからだなって思います」

2月19日に東京・代官山の蔦屋書店で行われた「死にたい夜にかぎって」の試写会&トークイベントで、賀来さんが「舞香ちゃんが現場に来るたびに華やかになりますね」「現場のヒロイン」と話されていたのですが、この日も周囲をパッと明るくする山本さんの存在感を浴びながら取材をさせていただきました。2018年4月の舞台「漫画みたいにいかない。」ぶりのインタビューだったのですが、そのことをお伝えすると「そんなに空いたんですか? なんでよ~(笑)」と、開始早々明るい雰囲気に。一方で、「毎日苦しいし、お芝居をしてない時も息がしづらくなる」くらい、死に物狂いでアスカを演じ、必死に役に向き合っている山本さん。全力投球で体当たりの演技がさらに切なさを加速させる「死にたい夜にかぎって」。目を背けたい感情や苦い過去を、少し笑いに変えてくれるかもしれない作品です。

【関連記事】東京03×山下健二郎×山本舞香「漫画みたいにいかない。」特別座談会。島崎遥香、山崎樹範をゲストに迎えた舞台がついに開幕!→https://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20180405/01.html

【プロフィール】


山本舞香(やまもと まいか)
1997年10月13日生まれ。鳥取県出身。てんびん座。B型。2011年、ドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)で女優デビュー。主な出演作は、映画「暗殺教室」シリーズ、「ひるなかの流星」「恋は雨上がりのように」「SUNNY 強い気持ち・強い愛」「ギャングース」「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」「東京喰種 トーキョーグール【S】」、ドラマ「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」(テレビ東京系)、「漫画みたいにいかない。」(日本テレビほか)、「チア☆ダン」(TBS系)など。「王様のブランチ」(TBSほか)のレギュラーとしても活躍中。4月15日スタートのドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)に出演するほか、映画「とんかつDJアゲ太郎」「今日から俺は!!劇場版」が公開予定。

【番組情報】


MBS/TBSドラマイズム「死にたい夜にかぎって」
MBS 日曜 深夜0:50~1:20
TBS 火曜 深夜1:28~1:58
※放送時間は変更の場合あり
※ほか、SBC、ITVなど各局で放送中。
https://www.mbs.jp/shinitai_yoruni/#onair

<配信情報>TBS放送終了後からTSUTAYAプレミアムで見放題独占配信。TVer、MBS動画イズムで見逃し配信予定。

取材・文/宮下毬菜(TBS・MBS担当) 撮影/尾崎篤志
スタイリング/津野真吾(impiger) ヘア&メーク/Storm(Linx)