ドジャース・カーショウ 自身9度目の開幕投手に決定

日本時間3月10日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はエース左腕のクレイトン・カーショウを今季の開幕投手に指名した。カーショウが開幕投手を務めるのは自身9度目となり、ドジャースは日本時間3月27日に本拠地ドジャー・スタジアムでジャイアンツと対戦する。なお、開幕2戦目にウォーカー・ビューラー、開幕3戦目にデービッド・プライスが先発することも発表されている。

カーショウは「(開幕投手を務めるのは)本当に素晴らしいことだよ。毎年指名されているけど、それを軽く受け止めたことは一度もない。名誉なことだからね」と語り、自身9度目の開幕投手に指名されたことを喜んだ。そして、「ただの1試合かもしれないけど、開幕戦に先発するのは名誉なことなんだ。野球の世界では、開幕戦というのは特別だからね。その一部でいられるのは本当に素晴らしいことさ」と開幕戦に向けての意気込みを口にした。

カーショウは2011年以降、毎年開幕投手に指名されている。昨季は故障の影響によって、その座を柳賢振(リュ・ヒョンジン:現ブルージェイズ)に譲ったため、今回が自身9度目の開幕投手となる。ドジャースでカーショウ以外の投手が開幕投手に指名されたのは、2010年のビセンテ・パディーヤ(2013年に福岡ソフトバンクホークスでプレイ)が最後である。

現在31歳のカーショウは、サイ・ヤング賞を3度(2011年、2013年、2014年)受賞するなど、球界を代表する先発投手として活躍を続けてきた。近年は故障も目立ち、全盛期を過ぎた感があるものの、昨季は29試合(うち28先発)に登板して16勝5敗、防御率3.03、189奪三振をマーク。依然として一流の先発投手であり続けている。ちなみに、過去8度の開幕戦では防御率1.05という素晴らしい成績を残しており、今回も好投に期待がかかる。

なお、ロバーツは「これが我々のベストの5人だよ」と語り、開幕ローテーションの4番手にフリオ・ウリアス、5番手にアレックス・ウッドが入る予定であることも明らかにした。

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