中国EC消費の回復 まずは美容から

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中国EC消費の回復 まずは美容から

8日、ECサイトのプロモーションに参加する消費者。(南京=新華社配信)

 【新華社南京3月10日】中国では新型コロナウイルスによる肺炎感染の影響で個人消費の抑制ムードが続いているが、3月8日の国際女性デーを前にこれを埋め合わせるかのような消費行動が起き、化粧品など美容関連の消費が先頭を切って復活した。京東(JDドットコム)や天猫(Tモール)など大手電子商取引(EC)サイトは5日ごろから国際女性デーに合わせたプロモーションを相次いで開始。例年とは異なる特殊な時期にある中、感染予防・抑制グッズや生鮮野菜・果物のほか、パーソナルイメージに関する商品の需要が爆発的に伸びた。

 天猫のデータによると、国際女性デーの直前に消費に回復傾向が見られ、エスティローダーやクラランスなど10の世界的化粧品ブランドの販売成績は、同サイトで新製品発表以来の最高記録を更新した。

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6日、通販サイトの天猫で、40万個があっという間に売り切れた中国ブランドのアイシャドー。(南京=新華社配信)

 天猫を運営するアリババグループのパブリック・カスタマーコミュニケーション部の曹頡(そう・けつ)氏によると、今年の国際女性デーに合わせたプロモーションは過去4年間で最大の規模で開催した。新型肺炎の発生以来、初めてとなる全国的なセールとなったため、外部からは「感染症流行中の双11(ダブルイレブン、ネット通販セール)」と言われている。現在、売り上げはすでに感染発生以来の最高の取引額に達したという。

 メーキャップ化粧品の販売が著しい伸びを見せたほか、「投げ銭システム」を導入したライブ配信、ライブコマース、購入したコスメの紹介(投稿)など、オンラインでの消費も引き続き高い人気を誇っている。

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8日、通販サイトの淘宝(タオバオ)で、商品紹介のライブ配信を行う中国のファッションブランド。(南京=新華社配信)

 消費の回復は秩序ある生活への復帰でもある。アリババのデータによると、サイト出展業者の大多数が2月から商品を用意し始めており、天猫ではすでに90%を超える業者が事業を再開、グループ傘下の物流子会社、菜鳥網絡(CAINIAO)の輸入商品のストックは前年同期比で約2倍に増加したという。また3月に入ってから、全国各地のEC専用物流倉庫の1日平均出荷量は前月の4倍に増加した。(記者/潘曄)

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8日、口コミアプリ「小紅書(RED)」のコミュニティー「紅唇接力(口紅リレー)」に参加する女優の鄭爽(てい・そう)さん。新型肺炎の感染が一日も早く終息し、医療従事者が無事家に帰り、私たちもきれいにお化粧して春を迎えたいと訴えた。(南京=新華社配信)

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8日、口コミアプリ「小紅書(RED)」のコミュニティー「紅唇接力(口紅リレー)」に参加する武漢市民の牛小牛(ぎゅう・しょうぎゅう)さんと娘。(南京=新華社配信)

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8日、口コミアプリ「小紅書(RED)」のコミュニティー「紅唇接力(口紅リレー)」に参加する武漢市第七病院の看護師鄧丹菁(とう・たんせい)さんと医者の母親。(南京=新華社配信)

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8日、注文品を配達するアリババグループ傘下の生鮮食品スーパー「盒馬鮮生(フーマー・フレッシュ)」の配達員。(南京=新華社配信)