メッツ・コンフォート ニューヨークに戻って精密検査へ

日本時間3月10日、メッツのブロディ・バンワグネンGMは、チームの主力打者の1人であるマイケル・コンフォートが日本時間3月7日のオープン戦で打球を捕球した際に身体を痛め、チームドクターのデービッド・アルチェック医師の診察を受けるためにニューヨークへ戻る予定であることを明らかにした。コンフォートはキャンプ地のフロリダでMRI検査を受けたものの、さらなる検査が必要となっているようだ。

もしコンフォートが戦列を離れるようなことになった場合、メッツには代役候補として新戦力のジェイク・マリズニックと若手のドミニク・スミスがいる。しかし、コンフォートは昨季151試合に出場して打率.257、33本塁打、92打点、OPS.856をマークしたように、チームの主力打者の1人であり、コンフォートが離脱することになれば、打線のパワーダウンやチーム全体の戦力ダウンは避けられないだろう。

今季がメジャー6年目となるコンフォートは現在27歳で、今年のオープン戦はここまで10試合に出場して27打数6安打、打率.222、1二塁打、1本塁打、1打点、OPS.646を記録。メッツの外野陣から故障者が発生するのはコンフォートが初めてではなく、正左翼手候補のJ.D.デービスは左肩を痛めてオープン戦を2週間ほど欠場し、日本時間3月9日に実戦復帰を果たしたばかりである。また、2018年の途中から相次ぐ故障に苦しんでいるヨエニス・セスペデスは、戦列復帰に向けて、かかとの手術と足首の骨折からのリハビリを続けている。

デービスはすでに戦列復帰を果たしているため、コンフォートを欠くことになった場合、メッツはレフトにデービス、センターにマリズニック、ライトにブランドン・ニモが入る布陣で開幕を迎えることになるだろう。本職が一塁のスミスも、一塁がピート・アロンゾで埋まっているため外野での出場機会増を目指しており、センターにニモ、ライトにスミスが入る布陣が採用される可能性もある。コンフォートの状態に問題がない場合は、レフトにデービス、センターにニモ、ライトにコンフォートが入る形が基本布陣となりそうだ。

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