22歳の選手がピッチ上で突然死…救急車とAEDが動かずの悲劇

ナイジェリアで行われているリーグで大きな事件が発生したようだ。

『Pulse』などのメディアによれば、当該の試合は8日に行われたナイジェリア1部リーグのナサラワ・ユナイテッド対カツィナ・ユナイテッド。

スコアが2-0となっていた後半、ナサラワ・ユナイテッドの22歳DFチャイニーム・マーティンスが意識を失ったという。その原因はメディアによって異なり、突然倒れたという情報もあれば、他の選手と衝突したという報道もある。

『newtelegraphng』の報道によると、倒れたマーティンスはすでにこの時心臓が止まっており、スタジアムに備え付けられていたはずのAED(自動体外式除細動器)は使えず(※AEDは止まった心臓を動かすことはできない)、救急車も動かなかったという。

押してもエンジンがかからなかったため、マーティンスは記者用に用意されていたバスで近くのダルハトゥ・アラフ・スペシャリスト病院に運ばれたものの、到着時に死亡が確認されたとのこと。

3-0で勝利したナサラワ・ユナイテッドの選手たちも、マーティンスの死を聞いて泣き崩れてしまったという。

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なお、この事故を受けてナイジェリアのスポーツ大臣サンデー・デア氏は「避けられた死だった」と声明を発表。サッカー連盟(NFF)は適切な救急設備が整ったことが確認されるまでリーグを中止することを決めた。

ナラサワ・ユナイテッドのスタジアムには2015年にリーグからAEDが提供されていたが、何らかの理由によって使用できなかったとされている。

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