相模鉄道は無事終了です【駅ぶら02】相模鉄道44

さて、相模鉄道の【駅ぶら】もいずみ野線の湘南台駅を残すのみとなりました。湘南台駅駅自体は小田急江ノ島線の【駅ぶら】で既に紹介しました。ですから相鉄線はホームと改札口周辺くらいしか写真を撮っていません。写真は湘南台駅ホームに停まる相鉄9000系電車9505。

地下駅です。車内からの前面展望は車内灯が映り込んでしまうので撮影できませんがホームの端からトンネル内を撮ってみました。特に面白い風景ではありません。

湘南台駅は島式ホーム1面2線です。行先案内の表示は全ての列車が横浜行。

駅名標。最初に開業したのは、1966年(昭和41年)小田急江ノ島線の湘南台駅。当時の駅所在地は、藤沢市円行でしたが、1984年(昭和59年)市の北部第一区画整理事業で引地川東岸が駅名と同じ湘南台として分離されました。相鉄いずみ野線の湘南台駅は1999年(平成11年)に開業。同時期に横浜市営地下鉄ブルーラインの湘南台駅も開業して現在の湘南台駅周辺の急速な発展が加速されました。

いずみ野線は将来的に、慶應義塾大学湘南キャンパス付近を経て、東海道新幹線の新駅が構想されている倉見方面への延伸が計画されています。

改札口は1箇所。

地下通路というか広場が広がっています。

平面図を見れば、相鉄いずみ野線、小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄ブルーラインの駅が並んでいるのが分かります。

改札口を外から。

これで相鉄いずみ野線の【駅ぶら】は終了ですが、実は二俣川駅から湘南台駅まで乗って来た相鉄9000系電車9505の車内を撮影したので最後にそれをご覧いただきます。

先頭車両、右の扉から前面展望を撮影しました。リニューアルによって車内は濃いグレー(ほとんど黒)のパネル仕上げになっています。

床も濃いグレーになっています。ロングシートはライト・グレーのバケットタイプに変更されました。袖仕切りが新たに設けられています。吊り革も卵形の握りやすいものに交換されました。

貫通扉は、常時閉じられる妻引き戸になって火災発生時の被害低減のために自動で閉じられる様になっています。優先席の反対側には、車いすとベビーカーのスペースが設けられました。

こちらは、クロスシートの車両です。

クロスシートは、一人分の座席幅が430mmから450mmに拡大されています。大手私鉄の通勤型車両としては初のスコットランド製の本革シートが贅沢に使用されています。

明るい場所で見ると相鉄ロゴが本革シートに刻印されています。なかなか凝った作りです。

なかなか気合いの入ったリニューアルですよね。この徹底したリニューアルに対して2016年(平成28年)のグッドデザイン賞が贈られました。

ということで、ほとんど初めて相模鉄道に乗って全駅の【駅ぶら】をしました。未知の路線ですから、とても新鮮な鉄道旅でした。楽しかったな。さて、次回の【駅ぶら】は三浦半島でお世話になっております京浜急行に乗ります。お楽しみに。

(写真・記事/住田至朗)

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