平成仮面ライダーの未公開スチール満載「テレビマガジン特別編集 仮面ライダーマガジン2020」!

今、 まさに佳境を迎えつつある「仮面ライダー ゼロワン」のすべてを網羅したともいえる大特集と、 平成仮面ライダーを『テレビマガジン』編集部秘蔵写真から選ばれた多くの未公開スチールでひも解く、 贅沢な1冊が3月13日に発売される。

【なぜ仮面ライダーは大人を惹きつけるようになったのか】 テレビマガジン編集部担当

仮面ライダーが放送されて来年で50年をむかえます。 50年前は子供たちの心をつかむヒーローでした。 しかし今は、 子供たちだけではなく、 昔見ていた世代から、 自分の子供といっしょに見るファン、 リアルタイムにツイートしながら楽しむ大人のファン、 推しのライダーもしくはキャラクターの声優を応援する女子ファンまで、 日曜の朝を楽しみにしている人のなんと多いことか!

なぜ、 仮面ライダーは大人の心もつかむようになったのでしょうか?

ある人は、 大学浪人時代に日曜の朝にテレビをつけたら、 理不尽な戦いを挑まれるライダーを見て共鳴して欠かさず見るようになったとか。 またある人は、 子供といっしょに見ていたライダーに変身する主人公の役者が、 他のドラマに出るようになり、 懸命に演技する姿に感動して応援するようになったそうです。

仮面ライダーには、 出自が”敵のシステム”だという「不条理」がついてまわります。 そのため、 どこか他のヒーローに比べて「影」がある主人公が多いのが個性となっています。 しかし、 その生まれ持った闇を払拭し、 正義とは何かと問いながら自分を信じて戦い続けるからこそ、 子供はもちろん、 大人だって応援したくなるのではないかと編集部は分析します。

『平成仮面ライダー』と言われる「仮面ライダークウガ」から現在までの物語の複雑さは特に大人の心をつかむことに成功しています。 探偵、 医者、 物理学者などその時代に合ったテーマを取り入れて、 常に新しさを提供し続けてくれています。

また、 仮面ライダーに変身する役者は基本的にはまだ役者人生をスタートしたばかりの新人さん。 1年という長い期間をたくさんのスタッフに支えられ、 しごかれて演技の腕を磨き、 ヒーローとしての周囲への気配りをも勉強します。 彼らのスタート時の演技と最終回の演技、 ぜひ見比べてみてください。 同じ人物かと思うほどの成長ぶりに驚かされること請け合いです。 仮面ライダーは出自の「不条理」に負けずにどんどん強くなっていき、 ライダーに変身する役者もどんどん演技が良くなってくる。 さあ見ている私たちも負けていられない! がんばれ、 ライダー、 がんばれ、 自分! と、 応援している大人たちにも力を与えてくれるのです。

そんな仮面ライダーにずっと寄り添ってきた『テレビマガジン』編集部には、 50年分の仮面ライダーの写真が存在します。 役者さんたちの真剣な演技、 ライダーたちの決死の肉弾戦など、 その時々を封じ込めた熱量のこもった膨大な数の写真。 それを選別し、 『テレビマガジン』に掲載してきた編集者たちが、 今度は大人のファンのために『テレビマガジン特別編集 仮面ライダーマガジン』を作り上げました。

まずは2019年9月から放送している近未来AI時代の救世主「仮面ライダーゼロワン」の170日の軌跡を大特集。 あんな場面もあった、 そしてこの場面はかっこよかったと、 何度もその魅力を味わえます。 テレビでは一瞬しか映らない小物も掲載できたのはテレビマガジン編集部だからこそ。

そして気になるのはこのあと仮面ライダーゼロワンはどうなっていくのかということ。 一度破壊されたライダーが復活し、 敵になるのか、 はたまた共に戦うのか、 手に汗握る展開になりそうです。 気になる今後のゼロワンの物語についてのヒントを、 大森プロデューサーが語ってくれたインタビューも見逃せません。

そのほかの特集も強力です。

20年前に放送された「仮面ライダークウガ」からの仮面ライダーに変身する者たちの写真を一挙掲載。 その当時の彼らの演技、 そして彼ら自身の未来を感じさせる熱のこもった表情はこの本でしか見られません。

「仮面ライダーW」は放映10周年記念として特集を組みました。 Wの世界を作り上げた脚本家の三条陸氏のコメントも載っています。 いまだファンの多い「仮面ライダーW」の当時の写真を映画のカットも含め多数掲載しました。 風都の物語を再度お楽しみください。

総力特集として見逃せないのがテレビシリーズとして10年のブランクを経て、 平成の時代に復活した平成仮面ライダーの記録を総覧する「平成仮面ライダー 戦いの系譜」。 一枚一枚気迫のこもる初出のスチール写真をこれでもかというくらいに掲載しているので、 見る側も思いのほか体力を使うかもしれません。 ほとんどの主役ライダーのスーツアクターを務めてこられた高岩成二氏の言葉は感涙ものです。

どのページをとっても「見せ場しかない」1冊ですが、 一番の特徴はやはり写真のクオリティー。 表紙ひとつとっても、 どのゼロワンの写真がいいか、 どの平成仮面ライダーの写真がいいか、 膨大な写真の中からチョイスしてデザインしました。 そんなこだわりを感じながら読んでいただけたら、 とてもうれしいです。

(C)2019石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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