記念館マニアが推薦! 日本人なら一度は行くべき「福沢諭吉」の記念館

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3月8日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、多摩大学元副学長でこれまで全国900以上の記念館を訪ね歩いた、久恒啓一がゲスト出演。人物記念館の魅力を紹介した。

■いい記念館の共通点

記念館で働くスタッフさんが、ご本人に惚れている記念館は説明が非常にいいです。福岡県の小倉に、『松本清張記念館』があるんですが、ここは磨き上げていますね。館長さんが雑誌社の編集者で、松本清張の担当者だったんです。だから、彼に惚れ込んでいるから、記念館も磨き上げられているんです。

もう一つは、生きている記念館。基本的に人物記念館は、寂れていて人が少ないんです。ただ、青森にある大山康晴15世名人の『大山将棋記念館』は人がいっぱいいます。この町は将棋の町で、子供達がたくさん集まって将棋を指しているんです。こういう所はいいなあ、と思います。

■偉人とは影響力のある人

偉人とは地位とか名誉ではなく、人に与える影響力の大きい人のことだと思っています。周りに深く影響を与える人。例えば、家族とか職場とかに影響を与える人。メディアを通じたりしながら、その時代に広く影響を与えた人。それから、長く影響を与える人。深い影響×広い影響×長い影響の、この三つの要素で影響力を測れると考えています。ですから、死んだ後も影響を与え続けている人が、本当の偉人なんじゃないかなと考えています。ただ、私達は限界がありますから、せめて自分の周りに影響を与えればいいと思います。

■お勧めの記念館は大分県中津市にある「福澤諭吉旧居・記念館」

近年で一番(偉人として)“偉い”のは福沢諭吉だと考えています。当時、彼は何といっても慶應義塾を作りました。これは今も栄えていて、(出身者は)中央でも多いし地方の財界にもものすごく多いんですよ。慶應の人の影響力は、総量としては近代で一番大きいのではないかと思います。

彼の記念館と実家は大分県中津市にあります。実家の2階に上がっていくと書見台があって、ここに5畳ぐらいの部屋があって、福沢諭吉が勉強をした部屋が残っていますよ。

この春、グルメや温泉といった旅の中に、好奇心が刺激される人物記念館巡りをして、知的な旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。