「ホワイトデーに花を」 長崎花き園芸農協がPR

田上市長(右手前)に花の需要喚起へ思いを語る長崎花き園芸農業協同組合のメンバー=長崎市役所

 長崎県内の生産者や販売者でつくる長崎花き園芸農業協同組合(後田博之組合長)のメンバー6人は11日、14日のホワイトデーの贈り物に花を選んでもらおうと、長崎市役所で田上富久市長に花を贈り、PRした。
 送別会や卒業式で花の需要と価格は高まる時季だが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、行事の中止や延期、規模縮小が相次ぎ、低迷しているという。
 組合メンバーらは、カーネーションやガーベラ、バラなどを使った花束などを市長に贈った。「生産はピークだが、行き場を失い、価格も落ちている」「婚礼も半分以上、延期された。打つ手がない」と苦境を説明し、需要喚起を願った。
 市長は「いろんな消費活動が縮小し、心配している。14日に花を贈ることが『みんなで互いに助け合おう』という行動につながるきっかけになれば」と述べた。

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