事実上、松竹芸能を「クビ」となったTKO・木下隆行氏 反社との繋がりがあるのではないかと関係者証言 吉本の「闇営業」をリークしたのも……?

写真はイメージです

「後輩芸人は元より、テレビ局の関係者らからも激しく嫌われていた」というのは、3月15日、所属している松竹芸能から電撃退所を発表したお笑いコンビ・TKOの木下隆行氏のこと。

金銭トラブルや後輩らに対するパワハラ疑惑が複数のメディアで報じられたことがきっかけで退所に追い込まれた形ですが、実は昨年秋頃から仕事をセーブし、自戒する時間に充てていたと言います。売れっ子放送作家はこう続けます。

「退所した彼を擁護する声が一つも上がってこないのは、それだけ嫌われていたということです。先輩芸人や売れてるタレント、それから職業イメージなのか、彼が勝手に抱いていた〝芸人よりも人として優れている〟という俳優陣に対してはひたすら腰が低く、相手によって態度を使い分けるような人物だったことがタブー視されていた要因。番組やドラマなどにバーターで起用されることはこの業界珍しいことではありませんが、同じ松竹芸能なのにTKOやピンの木下と共演したがらない後輩芸人がほとんどで、キャステイングを組むのにも大変苦労しました」

木下氏が退所しても、TKOとしては今後も続ける意向で、相方の木本氏は松竹に残留することが決まっています。

「退所というよりは事実上のクビだと思います。再三に渡り、事務所からの警告に耳を貸さなかった木下は、ことの重大さにいまやっと気づいてるでしょうね。一方、散々やられてきた後輩たちは安堵で胸を撫で下ろしてます。木下の存在が恐ろしくて仕方がないとメンタルを崩していた子もいたので、これでもう理由なくいびられることはないだろう、と」

ちなみにどんなパワハラが横行していたのでしょうか?

「良い意味で目立ってきた、つまり人気が上がってきたコンビに対しての嫌味。〝調子に乗ったらアカんで〟など、しつこく釘を刺すなどです。それから木下自体がものすごく自信家でプライドの高いことで有名なんですが、とくにファッションには口うるさく、自分が芸能界の中でもハイセンスであると自負していました。後輩が少しでも高そうな服や時計を身につけていると、〝お前も随分、売れっ子になったもんだななぁ〟と皮肉を連発」

お世辞にもオシャレセンス抜群とは言い難い木下氏。どこでどう勘違いが発動したのか、整形したことを明かして世間を驚かせた過去もあります。

牛乳パック3本分のお腹の脂肪を取り除いたということで美意識の高さを見せつけましたが、しかし1年経たずして元の体型に戻ったというエピソードは、木下氏の芸人生活の中で上位を占める面白さだったかもしれません。

また、ファッション好きがこうじて、2016年には独自ブランドを設立。自身の体型を生かした大きめサイズにも対応するなど、意外にも評判が良いことで知られています。

しかしここに来て、「反社会勢力と繋がりがあるのではないか」という話が、別の関係者から証言を得ることができました。

というのも木下氏は常日ごろ、入江慎也氏とよく出歩いていたといいます。昨年世間を賑わせたあの吉本と反社との際どい繋がり、その渦中にいてキーマンだったのが入江氏。吉本事情に詳しいライター曰く、

「木下さんはそもそもカッコつけなんですよ。テレビで見る陽気な感じとは違って、普段は至ってクール系。背も高いし体もデカイから、威圧感も半端ないんです。再婚を決めた相手がいるのに外の女性も大好きで、よく入江くんから紹介してもらって遊んでましたよ。金銭が発生する闇営業はしていなかったと思いますが、入江を通じてそっち系の人らとは繋がっていたし、吉本の闇営業をマスコミにリークした影の人物は木下さんだった、なんてキナ臭い話もあったりします。今回、古巣の大手・松竹芸能を退社という結構衝撃的な結末を迎えましたけど、後輩に対するパワハラや金銭トラブルよりも、反社との繋がりが決定的だったのかもしれない」

事務所は離れますが、今後フリーで今まで通りTKOとして活動を続けていくと表明した木下氏。しかし、後輩からは総スカンを喰らい、先輩芸人よゐこ濱口氏からも共演NGが突きつけられたという今、表舞台での活動は厳しくなるかもしれません。また、相方の木本氏も「いつも偉そうで、話しづらい先輩」として煙たがられているそうで…。

両者とも、悪いレッテルを払拭するためにも、まずは誠実な態度でイメージを回復していくしかなさそうです。(文◎那目鯛子)

© TABLO